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美容師で月間売り上げ100万円を達成するためには?給料なども紹介!

美容師で月間売り上げ100万円を達成するためには?給料なども紹介!

美容(美容室)業界の昨今の動向を振り返ってみると、2022年上期では男女ともに1回あたりの利用金額が過去最高を更新しました。

(女性:7,345円 男性:4,553円 参考文献:【美容センサス 2022 年上期】≪美容室・理容室編≫)

上記データを知って驚く人もいるかと思います。美容室を長期的に存続させていくには、売り上げかつ利益を残さなくてはなりません。

本記事では、コロナ禍の影響で変遷を遂げる美容室の売り上げに着目していきたいと思います。

どうすれば売り上げを達成できるのか?今回は売り上げ目標を100万円と仮定して、目標達成に必要なこと、実施すべき具体的な施策について紹介していきます。

現在経営されている自分の美容室の売り上げに伸び悩んでいる方は必見の内容となっておりますので、ご参考頂けますと幸いです。

美容師の月間平均売り上げはどのくらい?

美容師で月間売り上げ100万円を達成するためには?給料なども紹介!

美容室の月間平均売り上げは170万円となっています。

売上に関しては、日本政策金融公庫のデータでは2023年にかけて引き続き厳しい傾向があるものの、持ち直してきている現況です。

自分の店舗は月間平均と比較した際に、いかがでしょうか。参考となる指標として着目してみてください。

美容師が売り上げ100万円を達成するために必要なこと

美容師で月間売り上げ100万円を達成するためには?給料なども紹介!

売り上げ100万円という数字は、駆け出しの美容室なら、目指すべき目標の1つかと思います。

達成するために特に必要な要素は以下3点です。

・客単価を上げる
・リピート率を上げる
・回転率を上げる

これらの要素について次のセクションにて解説していきます。

客単価を上げる

1つ目に重要な要素として、客単価を上げていきましょう。まずは客単価を意識的に数字で管理する・把握しておくことをおすすめします。

なぜかというと、回転率をあげたとしても、客単価が低いと最終的な利益は上がらないままだからです。

具体的な方法として、新しいメニューやデザインを作り提案していくことや、セットメニューを増やしていくことで、客単価を高める工夫をしていきましょう。

リピート率を上げる

2つ目はリピート率を上げることです。美容室は1人の顧客が年に数回利用するというビジネスモデルですので、リピート率を上げていかなければ売り上げ増加も加速していきません。

生涯生涯価値(LTV)を高めるために、既存顧客向けのキャンペーンの実施や、また来店してもらえるようなお店の雰囲気や接客の質を高めるなどの工夫ができます。

回転率を上げる

3つ目は回転率を上げることです。同じ客数、同じ客単価でも回転数が上がれば売り上げは増加していきます。

回転数を高めるためには、顧客のニーズを把握することが必要不可欠です。

カウンセリングを実施して、顧客ニーズの解像度を高めた上で、必要なサービスや理想の回転サイクルを明確化していきましょう。

美容師が売り上げ100万円を達成するための具体的な方法

美容師で月間売り上げ100万円を達成するためには?給料なども紹介!

必要な要素はご理解いただけましたか?

ここからは具体的な施策について以下おすすめ4つを紹介します。

・SNSを活用して集客につなげる
・技術力を上げて顧客満足度と回転率を上げる
・会話術を学んでお客様が施術を受けたくなる環境を作る
・お客様に合わせた適切なメニューを提案できるように勉強する

これら4つの施策について、なぜおすすめなのか、施策効果としてどのような期待が望めるかを解説していきます。

SNSを活用して集客につなげる

施策の1つ目はSNSを活用することです。

情報収集の手段として、SNSが主流となってきている時代です。顧客が美容室を選ぶ際の情報収集にも利用されています。

SNS運用のリソースが確保されているのなら、Youtube、リソースの確保が業務の合間と限定されるのなら、Instgram、Tiktokがおすすめです。

カットモデルやサービス内容を訴求するコンテンツを発信していきましょう。

技術力を上げて顧客満足度と回転率を上げる

2つ目は技術力を高める工夫を施していくことです。

スタッフの技術力を高めることで顧客満足度と回転率の向上が期待できます。

スタッフのカットをはじめサービスの質を高める研修や、マナー・接客態度向上を図る勉強会を実施し、技術力を高めていきましょう。

会話術を学んでお客様が施術を受けたくなる環境を作る

3つ目は、会話術です。美容業も接客要素の強い業種になりますので、顧客の施術意欲が高まる会話術を学ぶことでエンゲージメントを高める工夫をしていきましょう。

具体的には、SNSや雑誌で顧客と話すネタを仕入れておいたり、聞くことに徹することで、顧客からの話を引き出すきっかけを作る意識をしていきましょう。

お客様に合わせた適切なメニューを提案できるように勉強する

最後は、オーダーメイドのメニューを提案することです。

オーダーメニューの提案ができれば、顧客単価のアップや、リピート率の向上に期待ができます。

オーダーメニュー作成には、顧客のニーズ理解、スタッフの技術力はもちろん重要ですが、顧客との信頼関係が築けているかが肝となります。

美容師の売り上げ100万円の給料はどのくらい?

令和元年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)によると、美容師の平均給料は、男性で29万4000円、年間ボーナスなどは5万2800円。

女性の場合、平均給料は23万8000円、年間ボーナスが5万1700円という結果でした。

売り上げが100万円の場合の美容師の給料はいくらなのでしょうか?

固定給であれば、給料の3倍を売上目標とするので一般的です。これを基準に考えると月間売上100万円で約33万円程度の給料という事になります。

しかし近年では歩合制を取り入れている美容室がほとんどで、歩合のパーセンテージは美容室との契約によって異なります。完全歩合率の平均が約40~50%と言われています。

月間売り上げが30万円の場合の給料は、13万5千円となります。

月間売り上げが60万円の場合の給料は、27万円となります。

月間売り上げが100万円の場合の給料は、45万円となります。

まとめ

美容師で月間売り上げ100万円を達成するためには?給料なども紹介!

売り上げ100万円を基準として、売り上げを上げるために必要な要素及び具体的な方法について解説してきました。

コロナ禍で美容室業界も変遷を遂げていることから、売り上げ維持・増加していきたいお店はたくさんあるかと思います。

そのような情勢の中で勝ち抜いていくには、細部までこだわり抜いた戦略設計と実行がカギとなります。

本記事の内容が1人でも多くの人に参考となりますと幸いです。