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SALOSUTA MEDIA

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

いつの時代も人気にある職業の美容師の、月の売上やお給料って気になりませんか?
どの様にして、美容師さんのお給料は決まるのか、お給料アップの条件は?売上がどの位になると、収入は幾らぐらいになる?

人気の職業なので、美容師さんを目指す人の不安要素を減らせたら、希望を持ってもらえたら嬉しいです。

美容師の月間平均売り上げはどのくらい?顧客数や客単価も紹介

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

立ち仕事で、体力や気力が必要なのに、お給料は安いとか言われている、美容師。
実際はどんな感じなのか、噂ばかりで実際に知っている人は、少ないのではないでしょうか。

美容師になろうと思っているなら、ある程度知っていれば自分の将来の計画を立てやすくなるのではないでしょうか。
美容師の月間平均売り上げや顧客数・客単価などを今回調べてみる事にしてみました。

自分の目標を決める、立て直す手掛かりを探している人、ぜひ読んでみて下さい。

美容師の月間平均売り上げ

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

美容師の月間の売り上げの、平均金額っていくら位だと思いますか?
厚生労働省の資料を基に、計算して出た金額は、¥490,000~¥560,000位だそうです。

都会と地方の美容院では、来客数も違うし店舗の大きさも違う、個人で営業していればもっと違いが出てきます。
男女差や勤続年数、得意な分野によっても、売上額は変わってきますし、週末・祝日でも違いが出てくるようです。年々美容院は増えていますし、それに伴い美容師も増えているますが、人工は減っているので、厳しい状態と言えるでしょう。

2020年の12月に月間売り上げ¥15,000,000を上げた方、東京・表参道のサロンの【村田勝利さん】が、現在一番売り上げを上げている方の様です。
トップスタイリストと呼ばれ、アシスタント2人で1500万円を売り上げた方は、他にはいらっしゃらない様です。

美容師の月間平均顧客数

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

では、平均的に施術している月間顧客数は、何人ぐらいなのかと限界に近い人数はどの位なのか、調べてみましょう。

月間店舗平均来客数は、480人と出ている様です。

平日の一日来店数が10人ほど、休日で13人程度となっています。
上記にあげた1500万円スタイリストの村田さんは、450人の施術をされたと書かれていました。

村田さんのサロンは、席数も多くて村田さんの施術時間が短く、回転率が良くないとこなせない数になります。
従業員が5人ぐらいで、営業しているサロンが多いでしょうから、平均すると95人前後程度のなるかと思います。

カットだけなのか、パーマにカラーリングと、施術時間が変わってくるし、どれだけ回転率を上げられるかで、人数は変ります。
独立してサロンを開店させる場合で、1人営業で一日5人が限界として計算して、準備される方が多い様に思います。

美容師の平均客単価

これこそ、サロンの立地場所で違ってきそうな「平均平均客単価」はいくらか、調べてみます。
だいたいの金額は約6,000円が平均、サロン自体の平均が5,000円~6,000円となるのは、危険な数字だと言われます。

独立して一人でサロンを経営するなら、平均して9,000円以上欲しい物です。
上記している村田さんの客単価は¥33,625、カラーのお客様は少なくても、トリートメントのお客様がほとんど。

施術時間(カットの時間)を短くして、回転数を上げるには、ポイントを掴んでおられるのでしょう。
ヘルプ付いてくれるスタッフの力量や、顧客の希望によって施術時間が変わって、回転数も客単価も変わってくる事は、よくわかる実例だと思います。

美容師は売り上げによって給料が変わる?

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

昔から「美容師の給料は安い」と言われていますが、現在はどうなっているのでしょうか?
昔は固定給で、お給料が決まっていましたが、最近では固定給+歩合がほとんどです。
その歩合の部分は、店舗の大きさや従業員数、オーナーの考え方で違ってきます。

毎月既定の売上を上げ続けていると、役職も上がるので手当も付くし、ベースアップもされる事になります。
アシスタントからスタイリストにアップして、やっと売り上げの10~20%の歩合が付く様になる様です。

なので、売り上げによってお給料が上がるのは、美容師になってからしばらく経ってから、となるのが通常の様です。

美容師の売り上げごとに目安給料を紹介!

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

美容師も、勤続年数が長くなると、得意分野にリピートしてくれるお客様も増えてきます。
月の売上で、どの位お給料が上がるのかを調べてみます。
そんなに簡単に出来る数字ではないかもしれませんが、希望的観測もいれての数字です。

売上1,000万を売り上げると、お給料はいくらか? 気になりますよね?調べてみましょう。

ここではサロンにお勤めになっている場合で、計算していきます。
業務委託で働く方法などもあったりしますが、それに関しては触れない事にして解説していきます。

月間売り上げ50万の美容師の給料

美容師として、働き出して毎月50万円売り上げたとして、お給料はいったいいくら位貰えるのか、調べてみました。
だいたい美容師は固定給+歩合給で、売り上げ金がいくらからなのかや、何パーセントなのかは、お店によって違います。

スタイリストと言うポジションについてやっと、歩合が発生する美容室が多くなっていて、だいたい3%から20%と言われています。
平均の固定給が25万円位、歩合給が10%(指名料5%含む)で計算してみます。

500,000×10%=50,000
250,000+50,000=300,000

お給料は300,000円になります。

固定給 250,000 歩合20%(指名料含む)は100,000円になり、お給料は350,000円になります。
歩合のパーセンテージや指名料、手当の金額でも違う事は分かっていてください。

月間売り上げ70万の美容師の給料

では次は月の売り上げが70万円に上がった場合は、いくらのお給料になるでしょうか。
売り上げが50万の時と同じように、計算してみたいと思います。

固定給 ¥250,000
歩合10% ¥70,000
合計 ¥320,000
20%なら ¥140,000
合計 ¥390,000

ただ、ここまでの売り上げになると、指名料も手当の金額も加算されるでしょうから、お給料はもっと上がるはずです。

毎月70万の売り上げを上げる為には、スタイリストになり数年である事や、毎月かなりの指名をもらえる事が必要です。
その上で、セミナーに通うなどの努力も必要になるでしょう。

月間売り上げ100万の美容師の給料

上の条件と同じで、月間売り上げが100万なら、お給料はいくらになるか計算してみましょう。

固定給 ¥250,000
歩合10% ¥100,000
合計 ¥350,000 
歩合20% ¥200,000
合計 ¥450,000

ここまで売り上げが上がると、固定給の部分も、他に色々と手当がつく事になるでしょうから、これ以上のお給料になるかと思います。
指名料も上がるでしょうし、物販の売り上げも上がるでしょう。
副店長としての仕事が増えたり、アシスタントの教育などの仕事も増える事でしょう。

自分のスキルアップもこれまで以上に、しなくてはいけなくなるでしょうから、必然的に労働時間が増える可能性があります。

月間売り上げ200万の美容師の給料

月間売り上げを200万にするには、多くのスタッフのヘルプが必要になるでしょう。
担当のお客様の、ご案内からお見送りまで全てするには、客数をこなす事が無理になるからです。
では、上の条件で計算してみましょう。

固定給 ¥250,000
歩合10% ¥200,000
合計 ¥450,000
歩合20% ¥400,000
合計650,000

200万を毎月継続して売り上げられるなら、店長クラスになるでしょうし、指名料も物販の売り上げも、結構な金額になる事でしょう。
200万の売り上げをするには、自身の施術スピードや、ヘルプスタッフの技術も必要になってきます。

スタッフとの関係を良好にする事や、お客様と和やかに話せるスタッフを味方につける、そんな事も必要になってくるでしょう。

月間売り上げ1000万の美容師の給料

月間売り上げ1000万になると、トップスタイリストでサロンの顔になるでしょうし、独立されている人が多くなるかと思います。
自身の年齢も美容師歴も長くなり、固定給自体が上がる事になり、施術以外の仕事も増えてくるでしょうから、手当の部分が大きな金額になるでしょう。

今までと同じ金額で計算するには無理がありますので、固定給の部分を少し上げて計算しましょう。

固定給 ¥350,000
歩合10% ¥1,000,000
合計 ¥1,350,000 
20% ¥2,000,000
合計 ¥2,350,000

ここまでくると、独立してる方がほとんどになるかと思われますが、手当や歩合が大きくなる分、惹かれる税金も多額になる事を忘れない様にしてください。

セミナーを開く立場になったり、フリーランスの美容師になったりされる方も、多くなると思います。

新人美容師は売り上げいくらを目指せばいいの?

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

美容師としてデビューして、いくら位稼げるようになればいいのかを決めるのは、自分自身です。
自分の最終目標がどうなりたいのかで、違ってくるので目標を達成する癖をつけましょう。

とりあえず、美容師の売り上げ平均が50万と言われているので、それを超えられる美容師になる様頑張ってみましょう。
ぼんやりと大きな目標「世界一の美容師」とかではなく、現実的に近い目標「トップスタイリストになる」などの目標です。

「自分のサロンを持つ」と言う目標があるなら、何年後に持ちたいのかなどの、細かい数字を上げる方が目標になっていいと思います。
大きすぎる目標や、数字を決めないでいると、ゴールがはっきりせず迷子になってしまいます。

まとめ

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

「美容師」ってお仕事は、本当にシビアな職業だと思います。
長い時間立ちっぱなし、お客様と会話をしつつ施術、ヘルプのスタッフへの指示、など幾つも一人でこなさなければいけない。

その為には月間売り上げ客単や価は、いくら位必要になるのだろうか、をご紹介できたと思います。

それでも、
・お客様から感謝の言葉を貰った
・ヘアスタイルがとても気に入ってくださった
などがあるから続けられる、とよく聞きます。

美容師として成功するには、労力も時間もかかるでしょうが、あきらめず乗り越えてください。

素晴らしい美容師と言うお仕事を続け、自分のサロンを持つ夢、トップスタイリストになる夢など、ご自分の夢をぜひ叶えて欲しいと思います。