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SALOSUTA MEDIA

美容室の年収を上げるための経営が大事!戦略を学ぶ方法について解説


美容室は資格があれば開業できるので手を出しやすく、毎年新規参入が多くライバルが多くいます。

そんな中、美容室を経営してるけど中々売上が伸びず悩んでいるオーナーの方や、
これから独立を考えている方も多くいるでしょう。
年収を上げるためには経営戦略を学ぶ必要があり、ここではその方法についてお伝えします。

・経営戦略を学ぶ方法
・経営戦略を立てる際のポイント

こちらの2点を詳しく解説していきますので参考にして下さい。

美容室の経営者の年収は一体どのくらいか

美容室の経営者の年収は一体どのくらいか

美容室の経営者の年収は一体どのくらいなのか気になりますよね。
年収は大体売上に対して10〜30%が目安になり、一般的には400〜700万円程度です。

お店の規模や店舗数、人件費がどこも違うのではっきりとした数字はわかりません。
サロンの規模が大きくなると年収もアップする傾向にあり、さらに人気のスタイリストや
美容室ならもっと高額になります。

美容室の経営に必要な資格は何か

美容室の経営に必要な資格は何か

美容師に必要な資格は2つあります。
「美容師免許」は美容師になるために必ず必要な資格です。
国家資格で厚生労働省が指定する学校を卒業する必要があります。

「管理美容師免許」こちらも国家資格で美容室を経営するのに必要な資格になります。
アシスタント期間を除く3年以上業務に従事している方で、講習を受講しなければなりません。
ただし1人で美容室を運営する際には必要なく、複数名のスタッフで運営する際に必要になってきます。

美容室の経営戦略を学ぶ方法

美容室の経営戦略を学ぶ方法

ここからは美容室の経営戦略を学ぶ方法を5つ紹介していきます。
・大学
・本
・コンサルタント
・フランチャイズ
・セミナー
予算やどれだけ時間を割けるのかによって出来ることも変わってきますが、学ぶ方法は多々あります。
経営戦略を学ぶのは運営するには必要な知識なので自分にあった方法で学んでいきましょう。

大学

美容室の経営戦略を学ぶ方法として大学があります。
美容関連について学べる大学で経営まで学ぶことができるところを選べば、学生の内に
学ぶことが可能です。

美容師の学校は大学・短大・専門学校と日本中にたくさんあります。
教育課程は3種類。
・昼間課程2年
・夜間課程2年
・通信課程3年

昼間課程が多くの学生が通う一般的なコースで、夜間課程は実習が短く効率的に
取得したい方に向いています。
どの専門分野に強いのかなどしっかり調べてから検討するようにしましょう。

予算も時間もそんなに割けないという方は本で学びましょう。
簡単に手に入るのですぐ始められて、美容室の経営戦略の本もたくさん出ています。

たくさんあるのでどれを読んだらいいかわからないといった方には、開業経験者・社労士
・税理士による本は参考になるので読んでみることをおすすめします。

経営戦略も時代とともに変化しているので読むなら最新のものがいいでしょう。
自分のレベルに合わせてマイペースに学びたい人に向いています。

コンサルタント

経営はどうも苦手という方には、プロのコンサルタントにお願いするのが手っ取り早いです。
必ず美容業界に強い方にお願いしましょう。

契約には3種類あります。
・成果報酬契約
・時間契約
・中・長期契約
成果報酬は成果が出てから支払うもので、時間契約は既に自店の問題や課題がはっきりして
いてそこに助言してほしい場合などに時間単位で使うといいでしょう。

中・長期契約は手厚く全面サポートしてくれますがその分費用は高くなります。

フランチャイズ

フランチャイズに加盟してサポートを受けるというのも一つの手です。

個人でお店を構えるよりも低リスク・低コストで経営することが可能。
メリットとしては、スタッフの指導や教育を受けられます。
世間に名前が知られているのでスタッフの求人もしやすく、集客もやりやすいです。

しかし、デメリットとしては看板やメニューなどに一定の決まりがあるため店舗に
オリジナリティを出しづらく、加盟金も支払う必要があります。
フランチャイズを考えるなら自分が考えているコンセプトに合うかどうか調べる必要があります。

セミナー

美容業界のセミナーを受講するのも一つです。
美容業界のトレンドは急速に変化しているため、トレンドに敏感でいるためにも定期的に
受けるといいでしょう。

セミナーの種類は2種類です。
・カットやカラーや新しい薬剤など最新のトレンドについて学べるセミナー
・経営やスタッフの指導、メニュー改善、経費削減の方法を学べるセミナー

休みを使わなければならず、さらに費用がかかるセミナーもあるのがデメリットですが、
スムーズに技術を取得できるので積極的にセミナーに参加することをおすすめします。

美容室の経営戦略を立てる際のポイント

美容室の経営戦略を立てる際のポイント

ここからは美容室の経営戦略を立てる際のポイントをお伝えします。
・経営理念を明確にする
・対象となるターゲットを決める
・必要なスキルアップを目指す
・人件費削減のためにIT化による仕組みづくりを行う
・売上などの数字を把握する
美容室は競合も多く、しっかりと経営戦略を立てることが重要です。

経営理念を明確にする

成功しているオーナーはビジョンや経営理念をしっかりと立てている
という共通点があります。

経営理念とは「企業の活動方針の基礎となる基本的な考え方」のことで、簡単に言うと
何を大切にしているかということです。

定期的に現状の分析を行い、今後どのように展開していくべきかを予測し、
それを戦略として落とし込むことが大切。
何もビジョンや目標がないまま日々仕事をこなしているだけでは売上は伸びず、
落ち込んでいきますので経営理念を明確にし経営戦略を立てていきましょう。

方向性はスタッフと共有し、ズレがないようにすることも大切です。

対象となるターゲットを決める

対象となるターゲットを決めておくことも重要です。

ターゲットが決まれば方向性も決まり、メニューや内装も決めやすく不要なものを
購入するような失敗もしません。
ターゲットに合わせて対応スタッフの年齢層なども絞ることができます。

また今は集客方法がポータルサイトや電話、SNS、LINEなどたくさんありますが、
手当たり次第やるのではなくターゲットが決まればどの方法でやるのが適切か
わかるので無駄を省くことにも繋がります。

必要なスキルアップを目指す

トレンドが急速に変わる美容業界ではスキルアップは必要不可欠で、
常にアンテナを張ってスキルアップを目指しましょう。

カットやカラーの技術も日々進歩しているので習得できると、美容室の
ウリにもなります。

他にも料金設定や人材育成、資金繰りなど時代の変化とともに変わるので学ぶ必要があり、
時間を作ってでも勉強にあてたほうがいいです。
先述したように、本を読んだりセミナーに参加するのがいいでしょう。
あとは動画やスタッフ、同業者との意見交換などでも得られます。

人件費削減のためにIT化による仕組みづくりを行う

人件費を削減するために、予約管理や売上の集計などをIT化させましょう。

様々な予約ツールを使って予約管理を人がやっていると、大変ですし
ダブルブッキングが起こったりトラブルもあります。

予約ツールを使って一元管理することで予約管理業務をする時間を
他の業務にあてることができます。

また予約ツールには売上管理ができるものもあるので一つ導入すれば
予約・売上・分析もできるものもあるのでおすすめです。
無料でお試しできるものもあるので活用してみましょう。

売上などの数字を把握する

売上などの数字を正確に把握することは経営をするのに必須です。

数字にはお店の状況が正確に現れていますのでしっかりと目を向けましょう。
1日の売上や月の売上、客層や単価を知ることで現在の状況を分析することで
今後の対策を立てることが可能です。

数字を読み解くことができなければ次月の売上を予測することはできません。
美容師のスキルとは別になるので学ぶ必要があります。

最低限、売上や粗利益(経費などを引いた実際の儲け)など
重要な項目だけでも理解するようにしましょう。

まとめ

まとめ

この記事では美容室の年収を上げるためには経営戦略を学ぶ必要があることをお伝えしてきました。

学ぶ方法には大学に通ったり、本で独学で学んだり、コンサルタントにお願いしたりと
様々な方法がありました。
経営戦略を立てる際には、経営理念を明確にしてターゲットを絞ることが大切です。

スキルアップのための勉強や業務のIT化も積極的に取り入れると効率的に運営することができ、
無駄をなくすことが年収アップにも繋がります。