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SALOSUTA MEDIA

美容師の仕事の内容は?必要な資格と向いている人の特徴について紹介

美容師は美容師免許と呼ばれる国家資格の必要な職業です。
サロンの美容師といえば、おしゃれで華やかな世界を想像する方が多いのではないでしょうか。
スタイリストとしてデビューするまでに地道な努力と練習の積み重ねが必要。
この記事では、美容師になるための資質や実際の仕事内容について解説します。

美容師になるためにはどんな資格が必要?


美容師になるためには、美容師免許が必要。
美容院で行う「施術」は美容師免許を保持する美容師にしかできないと「美容師法」に定められています。
美容師免許を取得する条件は厚生労働大臣指定の美容学校を卒業後、年2回行われる美容師国家試験に合格することです。
試験内容は筆記と実技。

美容師の仕事の内容は?

美容師の仕事内容はカットから着物の着付けまで幅広いです。
ここからは美容師の基本的な業務と着付けのスキルについて解説するので、気になる方は一度参考にしてください。

ヘアカット、スタイリング

ヘアカットには、ブラントカットやレイヤーカットなどのさまざまな技術があります。
髪質や頭の形に合わせて技術を使い分け、お客様の理想のヘアスタイルを実現します。
お客様の理想を実現するには、技術と経験、日々の努力が必要。

シャンプー、ブロー

シャンプーやブローもヘアカットと同じく美容師には必須のスキル。
お店の方針やサービスの内容によって導入されているシャンプー台が異なります。

  • サイドシャンプー台・・・美容師はお客様の横に立ち、強い水圧でしっかり洗える壁際に洗面台が設置されたシャンプー台
  • バックシャンプー台・・・お客様の真後ろに回って洗える独立したシャンプー台

シャンプーをした後のブローも美容師の重要なスキルです。
髪の毛の性質やブローの手順をしっかり学び、スキルの向上に努めてください。

カラー

お客様の希望するカラーを再現するには、カラーリングの種類や特徴を熟知する必要があります。
カラーリングの種類について見てみましょう。

  • ヘアカラー・・・髪の毛の内部に色素を入れるカラーリング
  • ヘアマニキュア・・・髪の毛の表面に色を付着させるカラーリング
  • ブリーチ・・・髪の毛の内部の色素を脱色する施術

お客様の髪の状態や希望に応じて選択。
髪質によって発色具合やダメージの程度が全く異なります。
それぞれのカラー剤の性質を理解し、イメージ通りの発色を研究しましょう。

パーマ

さまざまなパーマが存在します。
お客様の要望や髪の毛の状態に適したパーマを提案することが重要。
また、パーマをかけることにより、お客様は翌日以降のセットの負担が軽くなります。
お客様のセットの負担を軽くするためにも、パーマに対する知識を十分に身につけてください。

着物の着付け

美容室によっては、着物の着付けも業務として求められます。
お客様の立場からすれば、通い慣れた美容室で着付けからヘアセットまでトータルコーディネートしてくれることは嬉しいこと。
着付けに限らず、美容関連の資格は積極的に取ることをおすすめします。

美容師の1日のスケジュール

美容師は一体どのような1日を過ごすのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここからは美容師の1日のスケジュールについて解説するので、気になる方はチェックしてください。

午前中の業務

出勤すると、まずは開店に向けての清掃から始まります。
その日の予約の確認や連絡事項などの引き継ぎのため、ミーティングや朝礼をする美容室が多いです。
開店後はサロンワークが中心。
スタイリストは施術をこなすのに対し、アシスタントはサポートや雑務をこなします。
お客様1人あたりの施術時間はカッティングのみで1時間。
パーマやカラーも行う場合、2~3時間程かかる可能性があります。
予約の多い日は休む間もなく接客が続きます。
1日中予約を止めないお店が大半。
昼休憩は交代で取ります。

午後の業務

午後からもサロンワークが中心。
閉店時間が近づくと、徐々に店内の片づけを行います。
また、その日来店したお客様のカルテの記入や引継ぎ事項の確認、明日の予約状況の確認などの作業をします。
アシスタント期間中は1日の多くの時間を練習に割くことが多いのがポイント。
先輩スタイリストも閉店後はすぐに退勤するわけではありません。
アシスタントの練習に付き合い、指導やアドバイスを行います。

美容師の中でもスタイリストとアシスタントの違いは?

美容師には、カットなどの施術を行うスタイリストとそのサポートをするアシスタントが存在します。
美容師として就職すると、まずはアシスタントとして数年間はお店の運営やサポートを学びます。
お店の基準を満たす技術を認められた後、スタイリストとして施術することが可能。
ここからは、スタイリストとアシスタントの業務について詳しく見ていきましょう。

スタイリストならではの仕事内容

スタイリストとは、カットやカラー、パーマなどの施術を自分一人で担当できる技術を持った美容師です。
仕事内容は接客や施術だけでなく、集客やアシスタントの教育など、お店の運営に広く関わる業務が中心。
晴れてスタイリストデビューを果たせば、独立やフリーランスなど、キャリアアップの道が開けます。

アシスタントならではの仕事内容

アシスタントはスタイリストになるための下積み期間。
日々の業務をこなしながら、時間外にカットの練習などを行い、美容師としての技術を磨きます。

美容師の仕事に向いている人は?

「美容師に向いているか」より、美容師になるために「身につけるべき」スキルを意識することが大切です。
ここからは、美容師に必要なスキルについて考えていきましょう。

体力がある人

一日中立って仕事を行うためには、笑顔で接客できるモチベーションと体力が求められます。
理由はヘアスタイリングをする際に前屈みになるだけでなく、いろいろな方向に体を動かして作業する場面が多いため。
カラーやパーマなどの集中力を必要とする作業も体力を使います。
指名が多いと、休憩もままならない日もあるかもしれません。

コミュニケーション能力が高い人

お客様の要望をしっかりと聞き取るためには、コミュニケーション能力が必要。
リピーターを獲得するためにも、お客様との信頼関係性を作り上げましょう。

まとめ

美容師は高い技術を必要とする専門性の高い職業です。
施術に関する知識と技術だけでなく、接客や集客のスキル、体力も必要。
一人前の美容師としてデビューできれば、独立やスキルアップなど、大きく道を開けます。
苦労を乗り越えた先に身につけたスキルは一生ものになるでしょう。