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SALOSUTA MEDIA

痩身エステのマッサージは効果がある?お客さまへのアドバイスの仕方も

この記事では、エステメニューとして人気のある「痩身エステのマッサージ」について解説していきます。

痩身エステは、食事制限や運動をメインとしたダイエットよりも、効率的且つ美しく痩せる事ができるため需要の高いメニューです。

中でもハンドマッサージはお客様がイメージしやすくリラックス効果も高いため、人気があります。

ですが、ハンドマッサージを受けるだけでは、ダイエット効果は十分とは言えないため、注意が必要です。

この記事では、痩身エステをメニューに取り入れようとしているサロンオーナー様に向け、効果的なメニューの組み合わせや注意点について解説いたします。

痩身エステのハンドマッサージとは?

痩身エステのハンドマッサージとは?

痩身エステには、マシンを使った施術とハンドマッサージがあります。

ハンドマッサージはその名の通り、脚やお腹など脂肪の気になる部位を施術者の手でマッサージを行います。

まずはその特徴と効果について解説します。

痩身エステのハンドマッサージの特徴

ハンドマッサージの一番の特徴としては、もみほぐしによる気持ち良さがあげられます。

施術者の手によるマッサージなので、人の手の温かさと柔らかさが気持ち良さにつながり、リラクゼーション効果の高い人気の施術メニューです。

また、施術を受ける人の体調や希望に合わせて力加減を微妙に変えるなど、マシンでは難しい細やかな施術をすることが可能です。

リンパマッサージや、デトックスマッサージなどが主流で、アロマを使用して行うことが多いです。

ほかに、産後の骨盤矯正などに特化した整体に近い美容矯正マッサージもあります。

痩身エステのハンドマッサージの効果

痩身エステにおけるハンドマッサージの効果は、主に以下の通りです。

・デトックス効果:リンパの流れを良くし、老廃物や余分な水分を流します。むくみの解消にもつながります。

・血行促進効果:血行を良くし、新陳代謝や基礎代謝UPにつなげます。ダイエットの大敵、冷えを解消できます。

また、ハンドマッサージのもみほぐしはとても気持ち良く、リラクゼーション効果もあります。

ただ、むくみが解消されるとサイズダウンしますが、脂肪を減らしたり筋肉を鍛えて引き締めたり、というダイエットを目的とするには、いくつか注意点があります。

痩身エステのマッサージだけでは効果は見込めない

痩身エステのマッサージだけでは効果は見込めない

ハンドマッサージによって、むくみを解消したり基礎代謝を上げることはできますが、直接、脂肪細胞を破壊したり減らしたりすることはできません。

痩身効果を得る為には痩身マシンとの併用や、お客様に食生活などを改善していただく必要があります。

痩身エステでお客さまへ伝えるべきこと

痩身エステでお客さまへ伝えるべきこと

美しく痩せる、理想のスタイルを手に入れるためには、エステサロンのハンドマッサージだけでは不十分だということを、お客様にはカウンセリングの段階でしっかりとご説明しましょう。

ここからは、効率的なダイエット効果を得るために必要となる方法を一つずつ解説します。

継続して通ってもらう

まずは、エステサロンにある程度の期間、継続して通ってもらう必要があります。

施術内容やお客様の希望とするスタイルにもよりますが、1週間に1・2回、約3ヶ月を目安として考えましょう。

痩身マシンの種類によっては一回の施術でも目に見えて効果が出るものはありますが、これは一時的に過ぎません。

脂肪細胞を減らす、筋肉を鍛える、痩せやすい身体をつくる、などの根本的な体質改善をするには、やはりある程度の時間が必要です。

サロンに通うことでお客様がモチベーションを維持できるよう、スタッフは単純に施術をするだけではなく、専門知識を持ったプロとして日常生活へアドバイスを行い、お悩みに沿ったサポートができるよう信頼関係を築いていきましょう。

自宅でのセルフマッサージもしてもらう

施術を受けた後は、脂肪細胞や老廃物などが排出されやすい状態になっています。

この期間を有効に使うためにも、簡単なリンパマッサージを自宅でも行ってもらうのが良いでしょう。

また、身体があたたまっていて基礎代謝がUPしているので、湯船に浸かる、水分を多めにとる、体を冷やさない、など、できるだけ施術後の良い状態をキープするような心掛けも有効です。

もちろん、施術直後でなくとも、リンパが滞っている状態は、むくみやセルライトの原因になることもあります。

太りにくい身体づくり、お肌の美しさを保つために、リンパマッサージは習慣にしてもらいましょう。

運動や食生活の見直しもしてもらう

痩身エステを受けているからといって油断して暴飲暴食したり、普段通りの生活をするのは勿体ないことです。

施術直後は基礎代謝がUPしていることが多いので、この時期に軽い有酸素運動を採り入れることで更なるダイエット効果が望めます。

また、施術直後は急激に脂肪細胞が減りカロリー消費している状態のため、体が飢餓状態と勘違いして栄養を取り込みやすくなっているため注意が必要です。

痩身エステでは運動や食事制限のダイエットとは異なりリバウンドのリスクは少ないのですが、施術後数時間は特に摂取カロリーに気を付けましょう。

痩身エステ機器と合わせて使用することを検討してもらう

痩身エステでは、ハンドマッサージと痩身マシンを併用することが定番となっています。

痩身マシンは、直接、脂肪細胞や筋肉にアプローチできるものがあり、ハンドマッサージでは見込めない効果が期待できます。

また、施術部位のみに作用するので、部分痩せが可能となり、リバウンドのリスクも少ないのが特徴です。

更に、マシンを使用することのメリットとして、施術者の負担を減らせるということがあげられます。

ハンドマッサージは施術者が全て手で行うため、時間や労力がかかりますし、その効果も施術者の技術によって左右されることがあります。

それぞれの特質を把握して、上手に使い分けていきましょう。

痩身エステで使われる機械

痩身エステで使われる機械

ここからは、ハンドマッサージと併用する際にお勧めのマシン施術について一つずつ解説します。

どれもハンドマッサージで得られる効果と相性の良いものになりますので、お客様の希望や体質などによって使い分けることをお勧めします。

キャビテーション

キャビテーションは「切らない脂肪吸引」とも言われる、超音波を利用したとても人気のある痩身マシンです。

仕組みとしては、気になる部位に超音波をあて脂肪細胞に振動を与え気泡を発生させます。

その気泡がはじける衝撃で脂肪細胞を破壊、体外へ排出しやすい形へと変えることができます。

ハンドマッサージを併用することで、脂肪細胞や老廃物をスムーズに体外へ流すことができるため、とても相性の良い組み合わせといえます。

脂肪細胞に直接アプローチ出来るため、リバウンドしにくいというのも特徴の一つです。

むくみの解消やセルライトの除去にも効果的な為、美しく痩せるというお客様のニーズに応えることができます。

ラジオ波(RF)

ラジオ波(RF)は、高周波の電磁波を利用した施術です。

施術部位に摩擦熱(ジュール熱)を発生させ身体を深部から温め、代謝を良くします。脂肪燃焼しやすくするため、基礎代謝を上げるために使われることが多いです。

脂肪を柔らかくし代謝の良くなった状態でハンドマッサージを取り入れると、痩身効果を高めることができます。

同時に、血行やリンパの流れを良くし、分解された老廃物などを体外へ排出することにより、セルライトやむくみの除去も望めます。
冷え性の改善や美肌効果にも期待できます。

脂肪冷却

脂肪冷却とは施術部位を吸引しながら、脂肪が凍り始めるとされるマイナス4℃で冷却し、脂肪細胞のみを破壊することによって痩身効果を得る施術です。

施術部位に対して約20%の脂肪に効果があり、脂肪細胞そのものを減らす事ができるため部分痩せが可能となり、リバウンドしにくいという特徴もあります。

破壊された脂肪は老廃物としてゆっくりと体外へ排出されるので、効果を感じるには一か月程かかります。

そのため、施術頻度は2か月に1回程度がお勧めです。

脂肪冷却直後に施術部位をあたためることは効果を半減させてしまいますが、ハンドマッサージと組み合わせることで、脂肪細胞や老廃物の排出をスムーズにすることができます。

電気刺激

痩身エステにおける電気刺激「EMS」は、弱い電流を施術部位に流し筋肉を収縮させ鍛えることができる施術です。

運動することなく気になる部位の筋肉を鍛え、引き締めることができるため、部分痩せが可能となります。

また、リンパの流れや血行を良くするため、老廃物などを排出、むくみやセルライト除去にも効果があります。

筋肉量が上がるので基礎代謝もUPし、痩せやすい身体作りに最適な施術です。

ハンドマサージと併用することで効率的なシェイプアップが期待できます。

まとめ

まとめ

ここまで、痩身エステにおけるハンドマッサージの効果や、他の施術との併用の必要性について説明してきました。

現状の体質を変え、理想のスタイルを手に入れる為には「エステサロンでの施術」「プロからのアドバイス」「お客様自身の心構え」どれもが欠かせないものです。

お客様の痩せたいという気持ちに寄り添いサポートできるよう、カウンセリングをしっかりと行い、様々な方法をご提案できるようにしましょう。