04

SALOSUTA MEDIA

美容師アシスタントがカットの練習を効果的・効率的に行う方法とは?

この記事では、美容師アシスタントのカット練習を行うための具体的なプロセスを解説します。

スタイリストとして一人前になるには、たくさんの人と関わり、知識を経験に落とし込んでいく努力が大切です。

そのためには、自分を応援してくれる身近な人から、ヘアスタイルにこだわりのある人まで、効率的に練習に付き合ってもらうと良いでしょう。

コツコツ練習を重ねることで、確かな技術を身につけることができますよ。

美容師アシスタントがカットを学ぶべき理由

美容師アシスタントがカットを学ぶべき理由

一人前のスタイリストになるためには、より多くの実践的な練習を積む必要があります。

なぜなら、実際のお客様は一人一人、頭の形や髪質、求めていることが違い、知識だけではお客様の要望には応えられないからです。

たとえば、「眉毛の上で前髪を揃えて」と言われても、左右の眉の高さやバランスによって調整が必要ですよね。

人は、髪質やボリューム、頭の形や左右の耳の高さまで一人として同じ人はいません。

いろいろな人の髪を触る経験を通して、美容師学校で学んできた技術を磨くことが大切です。

カットの技術を習得する方法

カットの技術を習得する方法

美容師アシスタントがカットの練習をするには、癖のないウィッグを使ったり、カットモデルに依頼したりするなどの方法があります。

それぞれ目的を持って練習することで、確かな技術を身につけることができるでしょう。

ここからは、カットの練習方法について詳しくみていきます。

ウィッグを使う

まずは髪質に癖がなく、失敗しても誰にも迷惑のかからないウィッグで練習を重ねましょう。

なぜ最初はウィッグなのかと言うと、髪を切られる側の要望がないため、純粋に自分のカットの技術を磨くことができるからです。

また、誰かにモデルを頼むと、失敗した場合に相手の生活に影響を与えてしまいます。

ウィッグであれば、多少の失敗も気にしすぎないで済むうえに、フォローの仕方を研究する材料にもできますよ。

ウィッグを効率的に利用し、確実に技術を磨く努力をしましょう。

モデルを探してカットさせてもらう

ウィッグの練習で技術に自信がついたら、モデルを探してカットを練習させてもらいましょう。

人の頭の場合は、それぞれ頭の形や髪質などに違いがあるため、できるだけいろいろな人で練習を重ね、応用力を身につけることが大切です。

さらに、実際の人をカットする場合には、ウィッグのときとは違い、切られる人の意思が入ってきます。

あくまで練習ではありますが、切られる人の翌日以降に生活に影響を与えるため、しっかりと緊張感を持って挑みましょう。

誠意を持って取り組むことで、練習に付き合ってくれる人も気持ちよく引き受けてくれますよ。

美容師アシスタントがカットモデルを探す方法

美容師アシスタントがカットモデルを探す方法

カットモデルを探すには、身近な人に直接声をかけたり、専用のサイトやアプリを利用して募集する方法があります。

ここからは、それぞれの特徴について詳しく解説します。

カットモデルを探す方法を知り、よりいろいろな方で練習をさせてもらいましょう。

家族や友人にモデルになってもらうようお願いする

まずは、身近な家族や親しい友人にモデルを依頼しましょう。

身近な人であれば、自分が美容師であることをよく知っていてくれているため、協力を得やすいですよ。

また、必要以上に緊張をせずに済むため、本来の実力に近い成果を出すこともできます。

身近な人にモデルになってもらうことで、冷静に自分の実力を確かめながら、同時に接客についても考えていけるとよいですね。

モデルの要望や髪質をしっかり見極め、提案する練習も忘れず行いましょう。

アプリやサイトを活用するのも効率的

モデルハント専用のサイトやアプリを活用することで、効率的にモデルを探しましょう。

どんなに身近な人でも、一人一人に練習させてと声をかけるのも大変な作業ですよね。

専用サイトを利用することで、アシスタントでもいいから低価格で施術してもらいたいお客様を見つけ、効率よく練習できる環境を整えることができます。

これまで身近な人のカットしか経験がなければ、他人のカットは緊張感やプレッシャーが全く違うことを実感できるでしょう。

身近には居ない新しい人との出会いによって、さらにカットの技術やコミュニケーション能力を磨くことが大切です。

街へ出て声をかける

気になった人に直接声をかけ、モデルになってもらうこともできます。

カットしてみたいモデルが見つかり、自分から声をかけることで、コミュニケーション能力も身につきますよ。

このとき、自分から声をかけるので、練習であることや割引などについては、しっかり伝えておくことが大切です。

頼まれたから引き受けたのに、条件が違ったり不明確な部分があったりすると、後々トラブルの原因になりかねません。

カットモデルは、今後お店の見込み客にもなる存在です。

丁寧な説明や了解を得ることを怠らないのも、スタイリストになるための練習の一部であると認識しましょう。

美容師アシスタントの練習のコツ

美容師アシスタントの練習のコツ

カットの練習で一番効果的なのは、先輩を見習うことです。

先輩の動きを見て真似したり、アドバイスをもらうことで、自分のなりたい美容師像がはっきりし、目標を定めやすくなります。

ここからは、先輩を見習うためのコツについて詳しくみてみましょう。

先輩のチェックを受けるのが効果的

最低でも週に一度は、先輩スタイリストに技術をチェックしてもらい、アドバイスをもらいましょう。

アドバイスをもらうことで、技術の向上はもちろんですが、先輩との信頼関係も高まることで、思わぬチャンスに恵まれる可能性も生まれます。

また、アドバイスをもらう前に、練習風景などを動画に撮って自分でチェックするとよいでしょう。

自分で良かったと思うこと、改善したいこと、分からなかったことを分析してから先輩のアドバイスを受けることで、より有意義な練習を意識することをおすすめします。

先輩の動きを見る

営業中に先輩スタイリストがどのようにふるまっているかを見て、勉強させてもらいましょう。

実際に見て学ぶことで、頭で理解するより何倍も自分の糧になりますよ。

そして、気が付いたことはどんどん真似をしましょう。

カットの際のちょっとした手つきから、コームの使い方など、見て学びながら実践することであなたの技術として定着していきます。

先輩スタイリストの動きをよく見ながら、良いと思ったことは真似てみることで、美容師としての技術を磨きましょう。

まとめ

まとめ

今回は、美容師アシスタントの効果的なカットの練習方法について解説しました。

一人前のスタイリストになるには、ウィッグやモデルなど、できるだけ多くの人の髪の毛に触れ、練習を重ねることが大切です。

また、カットの技術を磨くのと同時に、先輩スタイリストにアドバイスをもらうことで、人間関係の構築もスムーズになります。

練習を通してスタイリストとして必要なスキルと、周りに認めてもらえる環境を作り、一人前のスタイリストを目指しましょう。