肌の悩みは人それぞれで、誰しも一度は悩んだことがあるかと思います。この記事では、よく聞く悩みの一つである肌の「ハリ」について解説していきます。

また、サロンでフェイシャルエステを導入した場合、どのような効果があるのかまとめていきます。サロンでどのようなメニューを出そうか迷っている方は是非最後までお読みください。

 

顔のハリに悩む方は多い

 

男女問わず、年齢とともに顔のハリは徐々に失われていきます。特に女性は、「前はもっとハリのある顔だったのに…」と悩む方も多いのではないでしょうか。

この章では、顔のハリについて解説していきます。

 

顔のハリが減少する理由

顔のハリが減少する理由はさまざまですが、主な理由として、

• 紫外線
• 乾燥
• 生活習慣
• 加齢

が考えられます。肌のハリは年齢に関係なく、外側と内側からのダメージにより減少していきます。肌は真皮と皮下組織と表情筋で保たれています。

真皮層には、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力やハリを支える組織があり、それらがさまざまな理由で減っていくことにより、肌の土台が緩んでいきます。

結果、ハリがなくなったたるんだ肌になってしまいます。

 

年齢と顔のハリの関係

若い人の肌は、ピーンと張っていてたるんでいません。また、赤ちゃんの肌はやわらかく、触ると弾力があり押し返されます。その弾力を支えているのがヒアルロン酸です。

紫外線や加齢など、さまざまな理由で肌に必要なヒアルロン酸は減少していきます。ヒアルロン酸は肌の弾力を支える成分で、ヒアルロン酸が減少していくと肌のハリを支えることが徐々に難しくなっていきます。

その結果、顔のハリが減少し、たるんだ顔になってしまいます。

 

生活習慣と顔のハリの関係

肌のハリは生活習慣にも影響されます。偏った食生活や睡眠不足が続いていると、肌のターンオーバーが正常に機能しなくなり、肌のハリも減少していきます。

食事は3食欠かさずに食べ、バランスの良い食事をとることを意識しましょう。また、体を動かすことで血行が促進され、肌にも必要な栄養が行き渡りやすくなります。

日ごろからバランスの良い食事や運動を意識して続けていくことが、肌だけでなく健康のためにも大切になります。

 

サロンで顔のエステを導入するメリット

 

この章では、サロンで顔のエステを導入するメリットを紹介していきます。サロンを経営していく中で「どんなメニューを出せばいいのだろう？」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

顔のエステを導入するメリットや注意点などをまとめました。

 

顔のハリに悩む方が多い

大きなメリットとして挙げられるのが、多くの方が顔のハリに悩んでいるということです。先ほど挙げたように、さまざまな理由で顔のハリは減少していきます。

顔のハリが減少していくことで、顔はたるみ老けているような印象を与えてしまいます。フェイシャルエステとは、一般的に顔から首までの部分を集中的にケアするエステのことです。

マッサージやエステ、パックなどプロによる施術と、自宅ではできない専用の機械を使いお肌のケアができます。

普段、自宅では落としきれない肌の汚れや角栓の詰まりを取り除くことで、顔のハリやツヤを実感することができます。そのためにフェイシャルエステを利用する人が多く、集客も見込めるでしょう。

 

リラックス効果も期待できる

フェイシャルエステは、日常から離れることができる自分のためだけの特別な時間です。リラックス効果も期待できるとともに、体の緊張がほぐれていくことで顔の血行も促進され、自律神経の乱れも整えることができます。

自律神経が整うと不眠や疲労感が改善し、体にさまざまな良い効果をもたらします。フェイシャルエステは、顔のケアだけでなく心に癒しを与えてくれます。

毎日仕事や家事で疲れている人は、フェイシャルエステで体と心をリラックスしたいと思っているでしょう。

 

定期的に通ってもらえる

フェイシャルエステは、1回の施術でハリの改善やリフトアップなどのさまざまな効果が表れますが、1度でやめてしまうのではなく継続して通うことでさらに良い肌のコンディションが続きます。

1回の施術で効果を感じてもらえれば、お客様はその後も続けて通ってくれる可能性が高いです。

サロンを経営するにあたりリピーターがどれくらいいるかが大切になってくるため、サロンでフェイシャルエステを行うメリットとして、継続的に通ってくれるお客様が増える可能性があることが挙げられます。

 

顔のハリに特化した化粧品を購入してもらえる

サロンでは、サロン専売化粧品の販売がおすすめです。サロン専売化粧品とは、メーカーと契約を結んだサロンや美容室などの特定の販売店を通してのみでしか購入することのできない製品のことです。

先ほども述べたように顔のハリに悩んでいる人は多いです。フェイシャルエステで顔のハリの改善を実感してもらえれば、その施術で使用した化粧品を紹介すると購入してもらえる可能性もあります。

施術代だけでなく、化粧品販売からも売り上げを伸ばすことができます。

 

サロンで顔のエステを導入する際の注意点

 

ここまで、サロンでフェイシャルエステを導入するメリットを説明してきました。次は、サロンでフェイシャルエステを導入する際に気を付けなければならない注意点も紹介していきます。

 

競合が多く差別化が必要

まずひとつめは、集客が難しい点です。フェイシャルエステを導入しているサロンは数多く、その内容や金額もさまざまです。

特に都心部や立地の良い場所ではサロン店の競合が激しいため、他店と差別化したものがないと集客が難しいでしょう。

お客様に「また来たい」と思ってもらうためにどのようなエステにするのか、どうすれば継続して通ってもらえるのかを導入する前にしっかりと計画しておく必要があります。

また、SNSなどを使い、サロンやエステの内容について発信していくことも大切になってきます。

 

スタッフの技術が必要

フェイシャルエステにもいくつかの種類があり、サロンによってメニューや施術に使用するものはさまざまです。例えば、マッサージは、施術者によるハンドマッサージを行うため、エステティシャンの知識と経験、技術が必要になってきます。

フェイシャルエステを今まで経験したことがないスタッフは、フェイシャルエステについて学ぶ必要があります。

フェイシャルエステ専門のスクールや通信講座もあり、そこで技術と知識を学ぶところから始めなくてはならない可能性もあります。

 

適切な商材の購入が必要

フェイシャルエステを導入するにあたって、施術に必要な道具はメニューによってさまざまですが、パックやクリームなど、マッサージするために必要な道具を購入する必要があります。

はじめにどんなメニューにしていくのか、どんなものを使っていくのかしっかり計画していかないと「買ったはいいけど使わなかった」となってしまう可能性もあります。

やりたい施術内容とそれに必要な商材を照らし合わせながら考える必要があります。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。今回は顔のハリについてと、サロンでフェイシャルエステを導入するメリットと注意点を紹介しました。

肌の悩みはさまざまですが、お客様にあったケアを見つけ、改善していかなければリピートしてもらえません。今回の記事を参考に、顔のハリについての知識を深めフェイシャルエステを導入するか検討してみてください。