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SALOSUTA MEDIA

エステサロンの開業に必要なものとは?開業までの流れに沿って詳しく解説!

エステ、リラクゼーション、ネイル、マツエク、痩身など様々な種類があるサロン。個人事業主として自分で開業できたら素敵ですよね。

今回はそんなエステサロンを開業するための方法を紹介します。準備しなければならない物品や必要な費用なども細かく解説しています。

最後には開業届についても説明していますので参考にしてください。

 

エステサロンの開業までの流れとは?

 

エステサロンの開業までの流れとは?

エステサロンの開業はそれほど難しくはありません。準備と資金さえあれば誰でも開業できます。開業までの大まかな流れを説明します。

  • 店舗にする物件をターゲットやメニューに合わせて決める
  • 必要な備品や機器を用意する
  • 開業資金を用意する

この3つのポイントさえしっかりと計画しておけば問題ないでしょう。また、開業に必要な資格はありません。施術内容によっては無資格の方や初心者でも開業できます。

 

店舗の物件をターゲットやメニューに合わせて決める

 

店舗の物件をターゲットやメニューに合わせて決める

店舗は自宅でもマンションを借りても可能ですが、どんなサロンにするのか考える必要があります。

都市部にするのか郊外にするのか、若年層向けなのか中高年向けなのかなど、ある程度決めてからの方が店舗も決めやすいでしょう。

 

自宅で開業する

自宅の1室を利用するという方法があります。自宅サロンはたくさんの人と関わりたくない、落ち着いた個別の空間で施術をしてもらいたいという人に人気です。

自宅での開業は

  • 家賃がかからない
  • 空いた時間を家事などにあてられる

といったメリットがあります。しかし、自宅を公開するということでもあるので、家族や近所の理解を得なければなりません。

また、普段生活している空間でもあるので、来客の際には生活感を出さないための工夫が必要です。

 

マンションの1室を借りる

マンションの1室を借りる方法もあります。隠れ家のようなプライベートサロンにしたい人におすすめです。

マンションなので静かで、管理も行き届いていてお客様のプライバシーも守られます。また、自宅サロンとは違い仕事とプライベートの区別ができます。

初期費用として敷金・礼金が必要です。工事費や設備費、光熱費もかかる場合があります。注意点としては、そのマンションを事業用に利用してもよいかどうか、契約を必ず確認することです。

 

テナントを借りる

テナントを借りてお店を出す方法もあります。イメージに合った内装にしやすいので、自分の理想とするサロンに限りなく近づけます。

しかし、初期費用や家賃などの固定費は自宅やマンションよりも高くなりますので、しっかりと準備が必要です。注意点としては、テナントの契約前に工事業者に見てもらうことです。

契約後に自分の希望する内装を提示して「このテナントではできない」と言われることもありますので注意しましょう。

 

出張サロンをする

出張サロンとは、お客様の指定した場所(主に自宅)に訪問し施術をすることです。店舗を構えないので家賃がなく、備品を揃えるだけですので初期費用が格段に安く済みます。

設備と道具があればどこでもできますので、アロマ・マッサージ・まつ毛エクステンション・まつ毛パーマ・ネイルなどが出張サロンに適しています。

出張サロンはお客様が移動する必要がないので、高齢者にも人気です。介護施設からの依頼もあり需要が高まってきています。

 

エステに必要な備品や機器を揃える

 

エステに必要な備品や機器を揃える

必要な備品や機器といっても、エステの内容によって大きく変わってきます。ベッドや机が必要なのか、エステ機器をレンタルまたは購入するのか。

自分のやりたいエステに必要なものをあらかじめリサーチしておきましょう。

 

用意に時間がかかる備品

大型の備品は、ある程度余裕をもって用意しておく必要があります。エステに必要なベッドやソファ、ホットタオルキャビネットなどは、お店でもネットでも届くまでに数日~2週間かかることもあります。

エステ機器も選ぶのに思ったよりも時間がかかったり、配送に日にちがかかることもありますので早めに用意しておくとよいです。

お店によっては、開業予定の人には購入した後、少しの間預かっておいてくれるところもありますので、そういったサービスも利用しましょう。

 

毎日消費する備品

消耗品は欠品することのないようにチェックし、常備しておくことがプロとして大切です。用意するものはエステの内容によって違いますが、

例えば、

  • フェイシャルやネイルならコットンガーゼなど
  • ボディならガウン使い捨てショーツなど

が必要です。また、エステの内容に関わらず、消毒用のアルコールやティッシュなどが必要です。肌が敏感なお客様もいますので、消耗品といえど質の良いものを用意しておくと良心的でしょう。

 

接客時に必要な備品

ほとんどのサロンで必要なのはカルテです。顧客情報の管理のためにも必要です。他にはエステ内容により変わりますが

  • オイル
  • バスタオル
  • スチーム
  • 手鏡
  • ベッドシーツ(使い捨ても)

などがあります。お客様がリラックスできるように、サービスの飲み物や音楽なども用意するとよいでしょう。スタッフが使用する事務用品や、必要があればユニフォームなども用意します。

最近はキャッシュレス決済が増えてきたので、レジシステムも導入するとよいでしょう。

 

業務用エステ機器の種類と相場

美顔器やスチームなど、フェイシャル用の相場は5万円~40万円と、価格も機能も幅広い種類があります。

痩身用は業務用になると機能面では大差ありません。相場は100万円~300万円程度です。痩身はマシンがサロンの売りになるので、リラックス効果がメインなのか成果を重視するのか、客層に合わせて選びましょう。

脱毛機器は30万円あれば一般的な物は用意できます。シミ・しわをケアするようなものになると200万円~400万円程度になるでしょう。

 

サロンのスタイルに合わせて開業資金(初期費用)を用意する

 

サロンのスタイルに合わせて開業資金(初期費用)を用意する

初期費用には

  • 物件賃貸の費用
  • 内装工事費用
  • 備品や機器にかかる費用

などがあります。資金は多いに越したことはありませんが、お金をかけるところとそうでないところをしっかりと分けて計画しましょう。

 

物件賃貸にかかる費用

マンションを借りる場合は、相場は100万円~150万円です。敷金・礼金は多めに家賃の4か月分~6か月分とみたほうが良いです。

そして、営業利用の場合は保証金が発生することがほとんどですので、平均的に家賃の4か月分かかります。テナントを契約するのであれば300万円~600万円が相場です。

家賃は20万円程度が一般的です。保証金はマンションよりも高く、家賃の6か月~1年分になりますので、計画的な用意が必要です。

 

内装工事にかかる費用

内装工事の費用は、業者によってもさまざまです。以下のような費用があります。

  • デザイン設計 20万円~50万円
  • 設計管理   15万円~40万円
  • 内装工事   20万円~50万円
  • 外構工事   40万円~100万円

20坪程度であれば100万円~300万円が相場です。もちろん、デザインや照明、壁紙やクロスなどにこだわると500万円以上かかる場合もあります。

物件の契約前に内装工事や外構工事ができるのかどうか確かめておきましょう。

 

備品・エステ機器にかかる費用

備品やエステ機器にかかる費用もメニューによって変わります。

  • ベッドやソファ 5万円~10万円
  • ホットタオルキャビネット 1万円~2万円
  • 家具 5万円~10万円
  • 消耗品(カルテ、アルコール、タオルなど) 数万円

以上の費用に加えて、施術にマシンが必要であれば数十万円~数百万円かかります。エステの種類によってはオイルだけ、スチームだけ準備すればよいものもあります。

自分のやりたいサロンに何が必要なのか、一つ一つ確認しましょう。

 

開業届の提出を忘れずに

 

開業届の提出を忘れずに

個人事業主になると、税務署に提出できる「開業届」というものがあります。開業届の提出は義務ですが罰則はないので、提出しなくても良いです。

しかし提出することによって「利益を得てきちんと納税していますよ」と証明できます。また、最大65万円の控除が受けられる「青色申告」を提出できるようになります。

開業届は開業後1か月以内ですので、提出しようと思っている方は忘れずに行なってくださいね。

 

まとめ

 

まとめ

今回は、エステサロンの開業の流れや物件、備品、費用などについてお話ししました。エステサロンの開業は誰でもできるとはいえ、しっかりした経営計画と資金が必要です。

開業してから経営を軌道に乗せられるよう、前もって十分な準備をしておくことで不安を減らせるでしょう。自分の理想のサロンを持てるように頑張りましょう。