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面貸しサロンの開業方法とは?メリットや業務委託との違いも解説!

働き方改革以降、美容師の雇用形態も多様化してきました。

これまでは、拘束時間が長く、土日も休みにくいイメージでしたが、フリーランスや契約社員、パートなど自由な働き方が増えています。

美容師の中には、面貸しサロンを経営したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

面貸しサロンの開業方法についてまとめてみました。

 

面貸しサロンとは?

「面貸し」とは、フリーランスで働く美容師に月極め、もしくは時間貸しで、美容室のシャンプー台やカット面を貸すビジネスモデルです。
ミラーレンタルや、シェアサロンとも呼ばれます。

フリーランスの美容師にとっては、開業資金を用意することなく独立することができます。
育児や介護と両立したい美容師や、将来、独立を考えている美容師などに人気のあるシステムです。

また、経営者にとっても空いた時間やスペースを有効利用できるため、双方にメリットがあります。

 

面貸しサロンの開業方法

面貸しサロンを開業するためにはどのような準備が必要なのでしょうか。
開業までに必要な資格や期間、具体的な流れについて、以下で解説します。

これから面貸しを始めてみようと考えている方は参考にしてみてください。

 

面貸しサロンの開業に必要な資格

面貸しサロンの開業には、美容室を開業するのと同様に保健所へ美容所登録を行います。
新しく面貸しサロンを開業する場合は、税務署へ開業届の提出も必要です。

美容室の開業に必要な美容師免許のほか、2人以上の美容師が常時働く場合、「管理美容師」の資格も必要です。
管理美容師の資格は、3年間の実務経験に加えて、都道府県知事が指定した18時間の講習を受講することで取得できます。

取得までに時間がかかるため、開業までに余裕をもって取得しておきましょう。

 

面貸しサロンの開業の具体的な流れ

面貸しサロンの開業も、一般的な美容室の開業の流れと同じです。
開業日のおよそ2週間前までに、店舗を管轄している保健所に「美容所開設届出書」を提出します。

そのほか、新たに個人事業主として面貸しサロンを開業する場合は、管轄の税務署に開業届を提出する必要があります。
管轄の自治体によって異なりますが、美容室開業には補助金や助成金が利用できる場合も。

使える補助金や助成金が無いか、あらかじめ管轄の自治体に確認しておきましょう。

 

面貸しサロンを開業するメリットと注意点

次に、面貸しサロンを開業するメリットと注意点はどのようなことがあるか、まとめてみました。
フリーランスの美容師と直接契約するため、トラブルを防ぐためにもどのような点に気を付ければいいか注意点も紹介します。

 

面貸しサロンを開業するメリット

面貸しサロンを開業するメリットは、空いているスペースの有効活用ができること。
正社員やパートで美容師を雇用すると、人件費や社会保険などがかかります。

また、新人を育てる場合は育成にも時間とお金がかかります。
面貸しなら、スペースを貸し出すため人件費などの費用がかかりません。

スペースの有効活用ができ、人件費などの負担もなく、レンタルスペース分の収入を得ることができます
面貸しサロンの料金システムなどはあらかじめ決めておきましょう。

 

面貸しサロンを開業する際の注意点

美容室を開業するのと同じように準備が必要です。
後々に、トラブルにならないように面貸しサロンの料金システムなど事前に取り決めておきましょう。

面貸しサロンの立地や条件によっても金額は異なりますので、面貸しの料金相場を調べておくのもよいでしょう。
面貸しの契約書も作成しておきます。

契約書は、万が一トラブルが起きた場合も必要になります。
トラブルに備えて、できれば事前に弁護士などに確認してもらうことをおすすめします。

 

面貸しサロンと業務委託って何が違うの?

面貸しサロンと業務委託で働く違いは、何なのでしょうか。以下で詳しく解説します。

面貸しは、サロンの1部をレンタルして、施術を行います。
面貸しサロンのお客様は、美容師が個人で集客をします

それに対して業務委託の場合は、美容室と契約を結び、美容室に来たお客様を対応します。
集客は美容室が行うため、サロンスタッフのひとりとして働きます。

面貸しは個人で集客をして施術を行うため、個人事業主の美容室というイメージです。

 

まとめ

面貸しサロン開業方法やメリットや業務委託との違いについて解説しました。

サロンにとっても美容師にとってもメリットになる面貸しサロン。

すでに美容室を開業されている方は、空いた時間を面貸しするのもおすすめです。

上手に活用できれば、収入アップにもつながります。

これから面貸しサロンを開業しようとしている方の参考になれば幸いです。