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SALOSUTA MEDIA

面貸しとは?相場や契約書の注意点、シェアサロンとの違いなど解説!

近年、美容業界における新しい営業形態として注目されている「面貸し」

美容業界で働いている方の中には聞いたことのある方や
興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では面貸しについて詳しく知りたい方のために、
面貸しに関する情報をまとめてご紹介します。

面貸しに関する正しい知識を習得し、新しい働き方の一つとして理解を深めましょう。

 

面貸しとは?意味などを解説

「面貸し」とはサロンの隙間時間や営業時間外に空いている席やスペースを他の方に貸し出し、
施術を行うシステムのことを意味しています。

その営業形態から別名ミラーレンタルともいわれます。
自分のペースで仕事をしたい方や独立したいけど店舗を構える余裕がない方にも
オススメの働き方として注目されています。

 

面貸しの相場はどのくらい?

しかし、もちろん面貸しを利用するには使用料金が発生します。

面貸し料金は
・時間制
・定額制(日額や月額)
・歩合制
これらのどれかに設定されていることが多いです。

時間制の場合は1時間あたり1,500円〜2,000円程度が相場だといわれています。
歩合制の場合は30%程度が相場だといわれていますが、
集客が見込める地域などの場合はパーセンテージがもう少し高くなることもあるようです。

どちらの契約がいいのかは売上額や稼働時間によって変わりますので、
ご自身の働き方にあわせた形態での契約をすることがポイントです。

 

個室を貸してくれるサロンがおすすめ

面貸しの形態にもさまざまなタイプがあります。
その中でもオススメなのが個室を貸してくれるサロンがオススメです。

個室であればその部分を自身の占有スペースとして気兼ねなく使うことができます。
営業中サロンのスペースでは気になってしまう周囲の目や衛生面などにおいても、
個室であればそこまで気にぜず、施術に集中することができるのがポイントです。

またお客様のプライバシー保護にもつながります。
最近では面貸しに対する業界内での認知度も高まってきているため、
個室を利用することのできるサロンも増えてきています。

 

面貸しのメリット・デメリット

ここまで面貸しに関する基本的な情報についてご説明しました。
次に面貸しのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

面貸し制度を活用して働きたいという方はデメリットについてもきちんと把握することが大切です。検討中の方はしっかりデメリットにつても理解を深めましょう。

 

面貸しのメリット

面貸しにおけるひとつめのメリットは店舗経営時に起こりうるリスクを回避できることです。
ご自身で店舗を構える場合、開業資金や経営コストなどの資金面でのリスクが大きいです。

しかし、面貸しの場合は資金面でのリスクを最小限に抑えることが可能です。

ふたつめのメリットはご自身のライフスタイルに合わせてお仕事ができることです。
ご自身の都合に合わせて予約の管理をすればご自身が理想とするライフワークバランスを手に入れることができます。

また、面貸しをする美容室側も設備御稼働率が上がるのでサロンの売上アップにもつながります。

 

面貸しのデメリット

メリットがあれば、それと同時にデメリットも存在します。
面貸しの場合、サロン勤務する美容師に比べて収入が不安定なことが挙げられます。

集客も自身の力で行う必要があるため、集客がうまくいけば収入は増えますが、
その逆もあることをしっかり頭に入れておくことが大切です。

また、集客や経理関係の業務も全て自分でする必要があるのもデメリットとして挙げられます。
特に経理関係は税金に関する手続きなど複雑なものたくさんあります。

経理面に関する知識もしっかり習得しておくことがポイントです。

面貸しをする美容室側はトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるのがデメリットです。
きちんと対応策を立ておくことが必要になってきます。

 

面貸しは美容室やサロンとの契約書が大切

面貸しにおいて重要なのは契約内容です。

面貸しをする美容室やサロン側にとっても、使用するスタイリストにとっても
トラブルを回避するためにはしっかりとした契約を結ぶようにしましょう。

口約束のようなものではなく、しっかり書面にして契約書を締結することが大切です。
ここからは契約におけるポイントについて解説します。

 

美容室やサロン側はできるだけ細かく記載するのがおすすめ

面貸しをする美容室側は、面貸しに関する内容を細かく記載することをオススメします。

特に、
・契約期間
・使用条件や禁止事項
・料金形態
・秘密保持に関する契約
などについては、誤解のないよう正確に詳細に渡って記載することが大切です。

万が一トラブルが発生した場合には美容室やサロン側の評判にも影響してしまう可能性がありますので
契約内容はどんな小さなことでも細かく記載しましょう。

契約書の作成に自信がない場合には行政書士に依頼し、プロに作成してもらうのもオススメです。

 

美容師側は金銭面や契約事項をしっかりチェック

利用する美容師側も契約書を交わす際は相手から提示された内容をすべて鵜呑みにするのではなく、しっかり確認することが大切です。
特に、金銭面での内容についてはご自身に不利がないようきちんと確認し、
納得した上で契約書を交わすようにしましょう。

もちろん使用に関する規約や注意点、禁止事項についても必ず確認する必要があります。

ご自身が働くうえでとても大切なものなので、必ず自分の目で最後まで確認し、
疑問や不安などは解消したうえで契約をすることがポイントです。

 

ネイルやマツエクでも面貸しは可能?

最近では面貸しを行うマツエクサロンやネイルサロンも増えています。
マツエクサロンやネイルサロンの場合も美容室同様、歩合制や時間制での面貸しが多いです。

料金が歩合制の場合は売上額の40%程度が料金の相場だといわれており、美容室の場合に比べ少し高めに設定されています。

時間制の場合は美容室と同様に1時間あたり1,500円〜2,500円程度が相場ですが、日額や月額制の契約も増えてきています。サロン勤務と違い、店舗の営業時間やシフトに縛られることなく自分のペースで予約を取れるのがメリットです。

 

面貸しとシェアサロンの違いとは?

面貸しは美容室やサロンの空いている席やスペースの一角をレンタルすることです。

一方で、シェアサロンというのはスペースが全て独立しており、
それぞれのスペースに営業に必要な設備が備わっているものを意味します。
シェアサロンの場合、一つの個室を完全に自分のお店のように使えるのがメリットです。

最近ではシェアサロンも増えています。最後にオススメのシェアサロンを3つご紹介します。

・SALOWIN…大都市を中心に展開しており、契約プランの豊富さや研修制度が魅力的なシェアサロン。
GO TODAY SHAiRE SALON…全国に29店舗あるシェアサロンで、情報コミュニティも充実しているのが特徴。
EMANON…集客や税金に関するサポートも充実しているシェアサロンで、施術に集中できるのがポイント。
ぜひ、ご自身の働き方にあったシェアサロンを見つけてみてください。

 

まとめ

新しい働き方として注目されている面貸しやシェアサロンに関する情報をまとめてご紹介しました。

契約前に料金や条件を確認し、デメリットについてもきちんと理解したうえで
利用を検討・開始することが大切です。

ご自身が理想とするライフワークバランスで効率よくお仕事ができる面貸し。

この制度を上手に活用し、充実した毎日を手に入れましょう。