どの近くにヘアサロンを開業すれば良いの?場所選びのポイントを解説

ヘアサロンを開業するときに、何を基準に物件を探したらいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、どの近くにヘアサロンを開業すれば良いか・開業する際に押さえておきたいメニューについて解説します。
物件選びはヘアサロンの利益や集客にも大きく影響するため、ぜひ最後までお付き合いください。

どの近くにヘアサロンを開業するのがポイントなのか

どの近くにヘアサロンを開業するか検討する際に
注目すべきポイントは何かを考えていきましょう。
どのエリアに出店するかによって集客効果は大きく差が出てきます。
次の記事で詳しく解説していきたいと思います。

地元

地元で開業するメリットは地元住民ということからヘアサロンへ通いやすく、リピーターの獲得に繋がりやすい点です。
遠方のヘアサロンに通う場合、時間や移動費などのコストが多くかかるのがデメリット。
地元のヘアサロンであれば、何かのついでに立ち寄れます。
繰り返し通うことで髪質などを把握したスタッフに施術をスムーズに頼めるのもメリットです。

現在働いているヘアサロン周辺

出店する際に最も多いのが、現在働いているヘアサロン周辺に出すパターン。
働いていたヘアサロンの顧客を獲得しやすいのがメリットです。
顧客やスタッフの引き抜きなどで現在働いているヘアサロンとの間にトラブルが起きないように配慮しなければなりません。
このようなトラブルを避けるため、近くに店舗を出さないよう競業避止義務を課しているヘアサロンもあります。
独立を視野に入れている方は競業避止義務が課されていないか一度チェックしてください。

駅周辺

多くの方が利用する駅周辺もヘアサロンを出店するのに適しています。
駅から近い物件を選ぶことで、顧客の利便性を高められます。
さまざまな人が行き交うため、ヘアサロンの認知度を上げられるのも駅周辺に出店するメリット。
賃料も高い物件が多いのに加え、競合店が多いのがデメリットです。
競合店について分析しつつ、賃料を支払うために料金の設定について検討しなければなりません。

日本武道館などのイベントが開催されている場所周辺

日本武道館などの大規模なイベントが開催される場所の周辺も開業するのにおすすめな立地です。
コンサートなどのためにヘアセットしたいと考える方に向けてサービスを検討しましょう。
イベントごとで大幅な集客が見込めるかもしれません。
ヘアセットと合わせて着付けを行っているヘアサロンが増えています。
卒業式、成人式などに対応できるメニューを用意することをおすすめします。

ショッピングセンター周辺

ショッピングセンター内、もしくはその周辺に出店するのも選択肢に挙げられます。
ショッピングセンターやその周辺は多くの人が行き交うため、世代を問わず様々な方の目に留まりやすいのがメリット。
阪急西宮ガーデンズもその中の1つです。
阪急西宮北口駅近くにあるため、アクセスが良く、多数のヘアサロンが存在します。
気になるエリアを見つけたら、多くの人が行き交うショッピングセンターがあるかどうかチェックしてください。

大学周辺

大学周辺も選択肢の1つ。
ターゲット層を大学生などの学生に絞りたいと感じている方も多いのではないでしょうか。
大学周辺も集客に繋げられます。
駒沢大学周辺のヘアサロンは流行を取り入れたカットやヘアセットだけでなく、学割などのクーポンなどで集客しています。
誰に向けたアピールなのかが分かりやすいのがポイント。
このように店舗の雰囲気やヘアスタイルを興味の持たれやすいものにすると、集客効果が期待できます。

ヘアサロンを出店する場所選びのポイント

ヘアサロンを出店する場所を選ぶ際、何に注意しておくべきか・どのような利点があるかを把握しておく必要があります。
ここでは、出店する場所選びのポイントについて詳しく解説するので、参考にしてください。

出店する場所にどのような競合店があるか

まず、出店する場所周辺の競合店の有無を調べる必要があります。
どのようなサービスを提供しているか・口コミ・料金設定などを可能な限り調べ、リストアップしましょう。
どのエリアにも競合店は存在するため、他店には無い価値を見出し、差別化を図るのが集客を増やす上で重要。
自身のヘアサロンではどのようなサービスを提供できるのかを検討し、顧客の支持を獲得してください。

駅またはバス停からアクセスしやすいか

どのようなアクセス方法かにより、ターゲットの顧客層が変わってくるので注意しなければなりません。
例えば車がなく、移動手段が徒歩の方などは駅やバス停が近いなど、交通の便が良いと通いやすいです。
アクセスが悪くても、店内やサービスが魅力的またはSNSで有名な人気サロンも存在します。
場所の選定だけでなく、つい行きたくなるようなお店作りが重要。

出店する場所はどのような客層が多いか

ショッピングセンターなどの商業施設や住宅街、大学付近など、出店する場所によって客層が異なります。
人の目に留まりやすい路面店や繁華街・ビジネス街にあるビルのテナントのような働く方が気軽に立ち寄れるエリアなどが存在します。
出店する場所ごとに特徴が異なるので、ヘアサロンの開業を予定している方は注意してください。
どのような客層が多いのかだけでなく、出店する場所のメリット・デメリットも調べ、開業の準備を進めましょう。

駐車場が近くにあるか

車でヘアサロンへ来店す方に対し、駐車場が必要になります。
駅やバスが近ければ利便性は高いですが、車でないと移動が難しい場所も存在します。
出店する物件に駐車場があるか(契約できるか)を確認してください。
ない場合、ヘアサロン近くのコインパーキングの利用を促しましょう。
パーキング代をヘアサロンで負担する場合、コストがかかります。
パーキング代をお客様が負担すると、顧客満足度は下がる可能性が高いです。
それらも踏まえて出店を検討するか検討しなければなりません。

ヘアサロンを開業する際に押さえておきたいメニュー

ヘアサロンにおいて、メニュー内容が重要です。
さまざまなお客様のなりたいイメージを叶えるため、基本的な知識を身につけましょう。
ここでは、開業する際に押さえておきたいメニューを解説します。

ヘアカット

ヘアカットには、さまざまな種類があります。
お客様の要望に応えるには、カットの種類を組み合わせることも重要。
主に以下のものが挙げられます。

  • レイヤーカット:上下にレイヤーを(層)を作る
  • ブラウンカット:毛先が真っ直ぐ横に揃うようにする
  • ウルフカット:髪型の上部が丸く、毛先の部分を軽めにする
  • 切りっぱなしボブ:ラフな雰囲気を残し、おしゃれに仕上げたヘアカット

ヘアカラー

ヘアカラーは染毛の仕組みや特徴を正しく理解し、目的と仕上がりに合わせて使い分けていく必要があります。

  • ヘアマスカラ:色持ちは期待できないものの、その日の気分によってカラーを楽しめる
  • ヘアカラー:一度でしっかり染めたい方に適している
  • ブリーチ:髪色を明るく仕上げたい方に適している

カラー剤の種類や履歴によっては髪へのダメージが大きいため、技術者の技量で仕上がりに差が出ます。

パーマ

髪の形状を変えたり、癖を伸ばすパーマもヘアサロンにおいて定番のメニュー。
パーマをかけることで手入れが楽になり、スタイリングの時間の短縮に繋がります。
パーマは大きく2つに分けられます。

    • コールドパーマ:熱を加えない一般的な施術
    • ホットパーマ:デジタルパーマ・エアウェーブなどの熱を利用する施術

縮毛矯正

髪が広がりやすい方・くせ毛が気になる方に向けた施術が縮毛矯正。
縮毛矯正は特殊な薬剤を使用し、癖の強い髪や縮れた髪をストレートにします。
梅雨の時期の湿気によるうねりや顔周りなど部分的に行っているヘアサロンもあります。
気になる部分の改善にも効果的。
技術者によって差が出やすく、ブリーチをかけた髪には施術ができない可能性があるので注意してください。

トリートメント

ヘアトリートメントは髪の内部の補修を行う施術。
ヘアアイロンやドライヤーの熱・カラー・パーマなどの影響でダメージを受けた髪を補修します。
トリートメントによる髪表面のコーティング効果も期待できるのがポイントです。
髪内部の水分バランスが整うことでドライヤーの時間を短縮し、スタイリングが楽になるのもメリット。

ヘッドスパ

ヘッドスパはリラックス効果の他にも毛穴に詰まった汚れを取り除き、頭皮環境の改善をサポートします。
髪のベタつきなどのトラブルや血行が良くなることで髪にボリュームが生まれるなどの効果があります。
炭酸ヘッドスパ・オイルヘッドスパなど、悩みに合わせてケア剤を変えることもおすすめ。

まとめ

ヘアサロンを開業する際の場所選びのポイントを紹介してきました。
現在働いているサロン付近やショッピングセンターなどの施設の確認をし、出店するか判断することが重要です。
客層やアクセス方法などをチェックしなければなりません。
地域の特徴を理解し、どの様に集客するか検討してください。