美容室に就職した際、美容アシスタントとして経験を積むことになります。
スタイリストとして活躍するためには、施術に関する知識・技術を身につけることが重要。
施術に関する知識・技術を身につける方法は複数存在します。
この記事では、美容師アシスタントのカット練習を行うための具体的なプロセスについて取り上げます。
美容師アシスタントからスタイリストになるまでにかかる期間などについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
美容師アシスタントがカットを学ぶ理由
スタイリストは、頭の形・髪質・髪のボリューム・顧客のニーズに応じて施術を提供します。
眉毛の上で前髪を揃える場合、左右の眉の高さ・バランスに応じて調整する必要があります。
1人1人のニーズに応えるためには、美容師アシスタントは多くの人の髪を触る機会を作ることが重要。
美容師アシスタントがカットの技術を身につける方法
美容師アシスタントがカットの練習をする方法は複数存在します。
主な方法は以下の通りです。
- ・ウィッグを使う
- ・カットモデルを探す
目的を持って練習を積み重ね、施術の知識・技術を身につけることが重要。
ここでは、美容師アシスタントがカットの技術を身につける方法について取り上げます。
ウィッグを使う
まずは髪質に癖がなく、失敗しても誰にも迷惑のかからないウィッグを用いた練習をすることをおすすめします。
理由は髪を切られる側の要望が無く、カットの技術を向上しやすいため。
失敗した際、フォローの仕方を研究する材料になります。
デメリットは横向き・仰向けにできない点です。
シャンプーの練習を行う際は手の動きしか確認できない点に注意が必要。
カットモデルを探す
ウィッグでの練習で自信をつけた後、カットモデルを探すことになります。
頭の形・髪質などは個人差があるため、多くの人で練習し、応用力を身につけることが重要です。
ウィッグでの練習と異なる点は切られる人の意思が入ってくる点。
カットモデルの生活に影響を与えるため、緊張感を持って挑むことが求められます。
また、誰かにカットモデルを頼む際、誠意を持って取り組む必要があります。
美容師アシスタントがカットモデルを探す方法
カットモデルを探す方法として、主に以下のものが挙げられます。
- ・家族・友人に声をかける
- ・専用のアプリ・サイトを活用する
- ・街へ出て声をかける
施術の知識・技術を身につけるためにも、自分に合った方法でカットモデルを探すことが重要。
ここでは、美容師アシスタントがカットモデルを探す方法について解説します。
家族・友人に声をかける
まずは、身近な家族・親しい友人にカットモデルを依頼することをおすすめします。
必要以上に緊張をせずに済むため、本来の実力に近い成果を出しやすい点がメリット。
カットモデルのニーズ・髪質を見極め、提案する練習を行うことが重要です。
専用のアプリ・サイトを活用する
美容師アシスタントがカットモデルを探す方法の1つにモデルハント専用のサイト・アプリを活用することが挙げられます。
美容アシスタントに低価格で施術して頂きたいと感じている顧客を見つけ、練習する環境を整えられる点もポイント。
身近な人しかカットしている時とは異なる緊張感を実感できます。
身近にいない人とのカットを通し、コミュニケーション能力を身につける必要があります。
街へ出て声をかける
街で気になった人に直接声をかけることもカットモデルを見つける方法です。
自分から声をかけることにより、コミュニケーション能力を見つけられる点がメリット。
練習であることに加え、割引などの情報について分かりやすく伝えることにより、トラブルを避ける必要があります。
カットモデルは今後の見込み客になる存在。
信頼関係を築き、リピーターの獲得を目指すことも求められます。
美容師アシスタントの練習を行う際のポイント
美容師アシスタントが効率よく練習を行う際、ポイントを押さえる必要があります。
練習時のポイントは以下の3つ。
- 先輩スタイリストのチェックを受ける
- 先輩スタイリストの動きを見る
- カットの動画を参考にする
ここでは、美容師アシスタントの練習を行う際のポイントについて解説します。
先輩スタイリストのチェックを受ける
最低でも週に一度は先輩スタイリストに技術をチェックして頂くことをおすすめします。
アドバイスを頂き、カットなどの練習に反映させることが練習のポイント。
先輩スタイリストからアドバイスを頂く際、分からないこと・改善したいことなどを整理する必要があります。
また、練習風景などを撮影することにより、改善するポイントなどを把握できます。
先輩スタイリストの動きを見る
営業中における先輩スタイリストの動きを見ることも練習のポイント。
カット時の手つき・コームなどの使い方などを模倣し、施術に反映させることが重要です。
施術について分からないことがある場合、先輩スタイリストに質問することをおすすめします。
カットの動画を参考にする
YouTubeに公開されているカットの動画を参考にし、カット時の手つきなどを身につけることも練習のポイントです。
動画を視聴する際、スタイリストが一体どのような点に注意しているかについて把握する必要があります。
まとめ
施術の知識・技術は、顧客との信頼関係を築く上で求められます。
美容師アシスタントからスタイリストになるためには、普段から練習を継続することが重要。
練習する方法として、ウィッグ・カットモデルが挙げられます。
先輩スタイリストからアドバイスを頂き、カットの手つきなどを改善する必要があります。
また、カットモデルの人に対して礼節をわきまえることも練習時のポイント。
カットの練習などを通し、コミュニケーション能力を身につけることをおすすめします。
