誰しもが抱える肌の悩み。
それを改善に導いてくれる手段としてエステサロンが挙げられます。
ですが、改善しようと思いサロンに足を運んだにも関わらず、思わぬトラブルが発生してしまう可能性があります。
今回はそんなトラブルを未然に防ぐために知っておきたいポイントや今注目されている肌質分析についても解説させていただきます。
エステサロンで起こりやすいトラブルとは?
エステサロンは様々なお客様と関わる機会が多いため、細心の注意を払っていてもトラブルは避けては通れないでしょう。
ではサロンで起こりやすいトラブルとは何か次の記事でご紹介していきたいと思います。
施術による肌トラブル
施術を行った後、皮膚の赤みや痛みなどといったトラブルが起こってしまった場合、お客様にご心配をおかけしていることを含め、まずは謝罪をしましょう。
次に、症状を詳しく伺い、内容を記録します。
可能であれば直接お会いしてお肌の状態を確認しましょう。
お客様はとても不安な気持ちになっているため、気持ちに寄り添いながら話を伺い、オーナーに連絡し指示を仰ぎましょう。
また医療機関へ受診が必要な場合はその旨お伝えすることも忘れずおこないましょう。
料金のトラブル
料金トラブルの原因は、お客様が想定していた金額と請求書に相違があった場合に起こります。
クーポンの期限切れや、想定外のオプションメニューの追加などが挙げられますが、これらの事案はカウンセリングや契約の際のスタッフの説明不足が原因であることがほとんどです。
メニュー内容や金額によるお客様とのズレが起きないよう事前にしっかりと説明を行い、契約書面に残すなどしておくとトラブルの深刻化を防ぐことができます。
予約のトラブル
予約に関するトラブルとして挙げられるのは、同一時刻に予約が被ってしまった、予約日時を誤ったネット等の予約をサロン側が確認できないなどです。
予約ミスにより当日の施術が不可能な場合、まずはミスがあり施術ができないことをお詫びし、可能な時間までお待ちいただくか、お客様の都合がよい日に予約を取り直してもらい、あらためて来店してもらうしかありません。
後日来店された際、オプションメニューをサービスするなど誠意を込めた対応をしましょう。
荷物のトラブル
お客様の荷物をお預かりした際に、「盗難」「紛失」「破損」などのトラブルも起こりえます。
このようなトラブルに関しては、状況や場合によって異なるため対応も一概には言えませんが、いずれにしてもお客様に不安な思いをさせてしまうことに変わりはありません。
状況に応じて適切に対応し、不安なお客様の気持ちにしっかり寄り添いましょう。
またはそのような事故が起きる前に、貴重品に関しての取り決めをしておくとよいかもしれません。
エステサロンでのトラブルは事前に回避しよう
このように、エステサロンにおけるトラブルは様々あり防ぎきるのは難しいかもしれません。
ただ、事前に対策することで防げる問題もあるのでしっかり予防策を立てておくことが重要です。
次の記事からはその対策についてご紹介していきます。
カウンセリングで説明する
カウンセリングでは、お客様の個人情報や身体の状態を確認した後、施術内容を説明していきます。
このとき、施術を受けることによりおこるメリットと想定される赤みや痛みなどのリスクも説明していきましょう。
ここでしっかり説明をし、お客様の同意を得ることで後に起こりうるトラブルを未然に防ぐことができます。
必ず施術前のカウンセリングの段階で説明をおこなうようにしましょう。
分かりやすい料金表示にする
料金のトラブルは、お客様が期間限定のクーポンやキャンペーンなどの詳細を把握できていないことで起こることもあります。
そのため、誤解を生む前に各種割引の有効期限、適用後の料金、利用条件などをわかりやすく提示することが大切です。
施術中にオプションメニューを追加したいとの要望があったときは、必ず追加料金をお伝えしたうえで、同意をいただいてから施術をおこなうことでトラブルを回避することができます。
予約管理を見直す
予約のトラブルが発生する前に予約状況をスタッフ間で共有、確認しましょう。
管理方法としては、予約前日に予定が近づいたことを知らせるリマインドメールを送ったり、予約管理業務の効率化に繋がる予約システムツールを導入するなどが有効です。
これらをおこなうことで、サロン側のミス防止と、お客様の予約のご認識を防ぐことができます。
もし予約トラブルが発生してしまったら、なぜ起きてしまったのか原因究明と再発防止に努めましょう。
荷物の管理を徹底する
お客様の荷物の紛失や盗難などのトラブルがおきないよう、高価な貴重品の持ち込みはご遠慮いただくよう注意を促すことも重要です。
また、鍵付きのロッカーなどを設置し、お客様ご自身で管理をしていただくことで、トラブルの抑制につながります。
もし受付でお荷物をお預かりする際には管理を厳重にし、破損などの取り扱いにも十分注意するほか、他のお客様の荷物との取り違いがおきないように徹底しましょう。
肌質分析とは?
現在、美容業界、化粧品業界で注目されているのが「肌質分析」です。
肌質分析をおこなうには肌質分析機器の導入が必要になります。
機器を使用し毛穴の開きやキメの細かさ、肌能力を分析することで、新陳代謝の状態や、角質層の保湿能力などを知ることができます。
では、肌質分析を導入するとエステサロンにどんなメリットがあるのか次の記事で説明していきます。
エステサロンで肌質分析を導入するメリット
肌質分析をおこなうことで得られるメリットは、お客様へのサービス向上と変化が数値化して見れるため、満足感を感じやすいということです。
一人一人の肌質の悩みに合わせた化粧品を見極めることができるため、施術後のケアにも期待ができます。
会話が苦手なお客様の悩みが把握できる
カウンセリング時に、自分の肌の悩みをうまく伝えることができない方にも効果的です。
肌の悩みを聞き出す際には、高度なコミュニケーション能力や、心を開いてもらうための雰囲気作りが必要となります。
そこで肌質分析機器を使用し、シミ、シワ、ハリ、透明度などの数値を客観的に把握し、分析結果をもとにお客様とのカウンセリングを進めていけば、信頼関係も築きやすくなります。
お客様に納得してもらい施術できる
お悩みに対し、なぜこのケアが必要なのか、どのような結果が期待できるのかという疑問に分析結果を踏まえながらお伝えすることで、お客様の施術に対しての納得度も変わってきます。
そして、分析結果をもとに肌の悩みに沿ったサービスを提供することで施術を行う前と後の違いも比較できるため、変化が感じられない、効果が今ひとつわからないなどの不満も起こりにくい利点があります。
他店との差別化を図れる
エステサロンの出店率が上がってきている現代において、他店との差別化を図ることはとても重要です。
そこで肌質分析を利用し、メニュー構成の工夫や他店にはないサービス内容をリサーチ、導入することで他店との差別化に繋げることができます。
肌質分析によるサービスはまだ需要が少ないため、価格帯でも安易な値下げで勝負せず独自のメニュー内容に力を入れ技術力をあげていくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、エステサロンで起こりうるトラブルやその対処法、肌質分析とは何か等を主にご説明させていただきました。
様々な場面でのトラブル対策を怠らず、他店との差別化を図ることで来店されるお客様が、気持ちよく信頼して通えるお店づくりを心掛けていきましょう。