美容室での上手い・下手を感じるポイントは複数存在します。
実際の髪型だけではなく、ヒヤリング・店内の雰囲気なども評価されています。
美容室の経営を継続させるためには、顧客から上手いと感じて頂くことが重要。
この記事では、美容室での上手い・下手が決まるポイントについて取り上げます。
美容室での上手い・下手は一体何で決まるのか
美容室での上手い・下手は顧客をいかに満足させるかで決まります。
翌日以降も美容室での仕上がりを再現できるかどうかがポイント。
まずは、顧客が美容室での上手い・下手を判断するポイントについて解説します。
提案力
美容師の提案力は美容室での上手い・下手を判断するポイントの1つ。
顧客ごとに髪の状態・髪質・髪に関する悩み・ライフスタイル・使用しているヘアケア用品などが異なります。
顧客のニーズを汲み取った上で仕上がりを提案し、信頼関係を築くことが重要です。
仕上がり
カウンセリングを通して、顧客が求めている仕上がりのイメージを把握することが重要です。
顧客の理想に近づけることにより、満足して頂ける可能性が高くなります。
言葉だけでなく、服装・年齢・話し方などから仕上がりをイメージすることも施術を提供するポイント。
顧客の中には、明確なイメージが決まっていない場合もあります。
明確なイメージが決まっていない場合は顧客の雰囲気から顧客の感性に合った仕上がりを目指します。
翌日以降のまとまり
顧客自身が翌日以降もセットした日の髪型を再現できるようにフォローする必要があります。
美容室の顧客が感じている悩みの1つに翌日以降に同じ髪型にセットできないことが挙げられます。
綺麗にパーマが出ない顧客の場合、パーマの種類ごとにセットの方法が異なる点を説明することがポイント。
実際にブローしつつ、自分でもできる方法を教えることも重要です。
人柄
人柄も美容室での上手い・下手を判断するポイントの1つに挙げられます。
顧客の中には、美容師の人柄で居心地が悪いと感じる場合があります。
会話が楽しくない・話しづらい雰囲気などが居心地が悪いと感じる原因。
美容師を採用する際、人柄もチェックすることが重要です。
アンケートを通して、顧客が話しづらい雰囲気などを感じているかなどを把握することをおすすめします。
カットの上手い美容室とは
カットの上手い美容室では、スタッフ1人1人が技術・接客について勉強しています。
専門学校での試験に向けた勉強ではなく、日々の業務・練習を通して施術の研究を行うことが重要。
ここでは、カットの上手い美容室の特徴について取り上げます。
国家試験に合格した後も勉強を続けている
美容師としての技術が磨けるのは、就職してアシスタントになって以降です。
専門学校では、国家試験の対策が中心になります。
実際の業務を通して、スキル・接客などを学ぶことが重要。
美容師として活躍するためには、向上心が求められます。
スタッフ同士で士気を高め、質の高いサービスを提供することが美容室の経営を継続させるポイントです。
顧客に合わせた施術ができる
顧客のニーズを汲み取った上で施術を提供することもカットの上手い美容室の特徴。
顧客が白髪を目立ちにくくしたい場合、白髪染めではなく、分け目の工夫・髪の多い部位を隠すカットの提案を提案することをおすすめします。
提案する際、希望する髪型に加え、髪質・髪に関する悩み・美容室に来店する頻度などを考慮する必要があります。
顧客に満足して頂くためのポイント
顧客に満足して頂くためには、ニーズを汲み取るだけではなく、髪質・骨格に合わせた髪型の提案をすることが重要。
ここでは、施術で顧客に満足して頂くためのポイントについて解説します。
骨格を理解する
髪の流れと骨格は密接に関係するため、施術する前に骨格を理解する必要があります。
顧客のニーズと骨格を照らし合わせ、髪の流れを計算したカットを行うことが顧客に満足して頂くポイント。
顧客のイメージとの食い違いが生まれないことも骨格を理解する理由の1つに挙げられます。
希望する髪型をヒヤリングする
美容室で髪型を変え、気持ちを切り替えたい方も一定数存在します。
カウンセリングでの聞き取りだけではなく、服装・雰囲気などから顧客の好みを読み取ることが重要です。
カウンセリングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ブロッキングの技術を身につける
ブロッキングとは、小分けにした髪を留めること。
メリットは髪の流れを意識したカットが行いやすくなる点です。
カットで失敗しないためのポイントとして、髪全体を数多くのブロックに分けることが挙げられます。
髪の量が多い方・髪が長い方のカットを行う場合、ブロッキングを細かくすることをおすすめします。
髪の短い男性のカットの場合、切ったラインがフォルムに影響する点に注意が必要。
提案力を鍛える
美容師は顧客の話を一方的に聞くだけではなく、聞き取った上でプロの目線から顧客のニーズ・髪質などに合った提案をします。
カラーのダメージで乾燥気味になっている点に気づいた場合、髪に優しいカラー剤の提案などを行うことが重要です。
顧客の期待を上回る提案を行うことが顧客から信頼を得るためのポイント。
適度な距離感を保つ
顧客と適度な距離感を保つことも美容師に求められます。
何気ない会話・雰囲気などから適度な距離感を探ります。
多くの方とコミュニケーションを取ることが適度な距離感を掴む方法の1つ。
他の美容師が一体どのように顧客と適度な距離感を保っているか一度参考にすることも重要です。
まとめ
上手い美容室と評価されるためには、顧客のニーズを汲み取り、質の高いサービスを提供することが求められます。
普段から向上心を持ち、施術の知識・技術を身につけることが美容師として活躍するポイントです。
また、スタッフの教育を行い、美容室内での目標などを共有することも美容室を経営する上で重要。
顧客1人1人に向き合い、信頼関係を築くことでリピーターの獲得につながります。
施術などについて分からないことがある場合、他の美容師からアドバイスを受けることをおすすめします。