どうせ痩せるのならセルライトも目立たなくして綺麗に痩せたい、という思いの人は多いかと思います。この記事では、痩身と共にセルライト除去にも効果のあるマシンを紹介していきます。
導入を検討しているサロンオーナー様の疑問や不安が解消できるよう、セルライトができる原因からマシン選びのポイントまで詳しく解説していきます。
セルライトについておさらいしよう!
まずは、セルライトとはどういう状態を指すのか、セルライトができてしまう原因と4つのタイプについて詳しく解説します。
セルライトができた原因や状況によって除去する為のアプローチ方法も変わってきますので、効果的な施術を行うためにも、しっかり把握することが必要です。
セルライトができてしまう原因
セルライトとは、お尻の付け根や太ももなどに良く見られる、凸凹とした皮膚のことです。局所的に血行や代謝が悪くなって、本来なら代謝される老廃物がリンパ管や毛細血管に流れず脂肪細胞に蓄積、肥大化することによって起こります。
軽度の場合は、セルフケアや生活習慣を変える事で改善することもありますが、ケアせず放置すると除去が難しくなったり、脂肪の燃焼がしづらくなってしまいます。
ボディラインや見た目にも影響する為、エステやセルフケアで改善したいと考える方は多く、エステメニューでも需要があります。
セルライトには4つの種類がある!
一口にセルライトと言っても、原因によってタイプが4種類に分類されます。タイプによって除去する為のアプローチも変わってきますので、効率的な施術を行うためにもしっかりと見極めましょう。
- 脂肪型セルライト:主に肥満による脂肪が原因で、脂肪細胞に老廃物などが蓄積されるタイプです。一番できやすいセルライトですが、生活習慣を変える事で改善も望めます。
- むくみ型セルライト:むくみにより脂肪細胞が老廃物や水分をためこんでしまうタイプです。冷え性の方や女性、デスクワークや立ち仕事で血流が悪くなりがちな方に多く見られます。
- 線維化型セルライト:脂肪型を長く放置することによって線維型に変化します。脂肪細胞とコラーゲンなどの線維組織が絡みつくことによって生じる、除去が難しいタイプです。
- 筋肉質型セルライト:運動習慣のあった人が運動をやめることで急激に筋力が落ち、筋肉が脂肪に変わることが原因でできます。比較的珍しいタイプで、除去が難しいタイプです。
セルライト除去が期待できる機能
セルライト除去が期待できるエステ機能には以下のものがあります。
血行促進やマッサージ効果でむくみを防ぐものや、脂肪細胞を破壊するものなどがありますが、セルライト除去をメインとして考えるのであれば、単体ではなく組み合わせて使用する必要があります。
吸引
吸引とは、ハンドピースなどを気になる部位にあて、皮膚の上から吸引の力で脂肪やセルライトをつぶしていくという、エステではメジャーな施術方法です。
ローラーがついているものとついていないタイプがあります。
ローラーつき:物理的に脂肪やセルライトをつぶしていくので痛みを伴う場合がありますが、高い効果が期待できます。
ローラーなし:施術部位を温め、マッサージ効果で脂肪とセルライトにアプローチします。痛みはありませんが、効果を実感するにはある程度継続することが必要な施術です。
ラジオ波やキャビテーションなど、他の施術と組み合わせることによって高いダイエット効果とセルライト除去効果が期待できます。
EMS
EMSは、お肌に弱い電流を流して刺激を与え、筋肉を鍛えられる施術です。直接運動することなく筋力トレーニングと同じ効果が得られる為、痩身エステでも人気があります。
痩身の効果と共に、電気刺激によってリンパの流れを良くしたり、血行を良くしたりする効果がある為、セルライトの原因となる老廃物の排出もサポートしてくれます。
セルライトの除去をメインとして考えるのであればキャビテーションなどと組み合わせて、脂肪細胞や老廃物などを排出し易い形にした後にEMSの施術を行うと効果的です。
キャビテーション
キャビテーションは、超音波を利用した施術方法で、脂肪細胞に直接アプローチすることができます。超音波を当てることで、脂肪細胞に振動を与え気泡を発生させるという空洞現象を利用した施術です。
気泡がはじける衝撃で脂肪細胞は液体に変化し、その際に脂肪細胞と結びついていた老廃物もリンパ管や血管を通して外へ排出しやすい形になります。
キャビテーションだけでは脂肪細胞と老廃物などを排出することは難しいため、ハンドマッサージや吸引、EMSなどの施術と組み合わせて使用する必要があります。
ラジオ波
高周波である電磁波を、気になる部位に当ててセルライトを柔らかくする施術で、エステでは人気のメニューです。
電磁波を当てた部位の皮下脂肪を細かく振動させて、ジュール熱を発生させます。脂肪細胞やセルライトを柔らかくすることによって、その後の体外への排出をしやすくします。
また、新陳代謝を促す効果もあるため、セルライトの原因の一つでもある冷え性の改善が期待できます。効果を上げる為に、キャビテーションやハンドエステなどを組み合わせて施術するのがおすすめです。
痩身エステでセルライトに効くマシンを購入する際の選び方
ここからは、痩身エステでセルライトに効くマシンを購入する際の選び方について「ランニングコスト」「操作性・機能性」「保証・サポート体制」の項目で解説します。
購入する際の初期費用だけでなく、その後の運用をスムーズに行っていくためにチェックしていただきたい項目です。
ランニングコスト
マシン自体も高額な買い物になりますが、買って終わりではなく、運用していく費用も忘れずに把握しておく必要があります。
- 人件費:施術スタッフ
- 電気代:マシンの消費電力や施術時間によります
- 消耗品:施術に必要なジェルや美容液など
- メンテナンス費:部品交換など
マシンの種類や施術回数・使用頻度によって大きく変わります。機能性の部分にも関わってきますが、できるだけ短い施術時間で高いパフォーマンスを出せるマシンを選ぶことをおすすめします。
施術時間が長いと、お客様にも施術者にも負担がかかることがありますので、ランニングコストと合わせて施術時間についても注目してみて下さい。
操作性・機能性
基本的にセルライト除去を目的とするなら、単体だけでは効果が発揮しきれないため、複数機能を組み合わせての施術が必要です。
そういった点を考慮すると、単体機を複数導入するよりは複数機能が一台に搭載されているマシンがおすすめです。複合機であれば、施術の度にマシンを入れ替える手間がなくスムーズですし、省スペースになるという利点もあります。
操作性に関しては、タッチパネル対応などできるだけシンプルであることも重要です。また、施術者が女性であることを想定して、取り扱うハンドピースの重さやコードやホースの長さが適しているかという点もチェックした方が良いでしょう。
保証・サポート体制
保証内容はしっかりと確認しておきましょう。家庭用とは違って出力の大きなマシンを扱うからには、専門知識の習得や何かあったときのフォロー体制があるかどうかは重要です。
最低限、以下については把握しておく必要があります。
- 保証期間
- 修理の際は有料か無料か
- 販売会社は信頼できるところか
- マシン講習やセミナーなどのサポート体制はどのようなものがあるか など
また、各機能でも説明したように、痩身やセルライト除去機能のあるマシンには痛みを伴う施術もあります。万が一トラブルが起きてしまった際に備えて、補償制度がある保険に加入できるマシンがおすすめです。
安全に永くサービスを提供していくには、日々のマシンのメンテナンスやスタッフがマシン操作や知識を習得していること、それぞれのお客様の体調や肌を見極める事などが必要となります。
そういった部分をサポートできる体制が整っている販売会社かどうかを見極めましょう。
まとめ
ここまで、セルライト除去に効果のあるマシンについて説明してきました。痩身と合わせてセルライト除去もとても需要のある施術です。
そして、単純に「痩せる」だけでなく「綺麗に痩せたい」というお客様の一歩踏み込んだニーズに応えられる施術となっています。
導入にあたってはさまざまな検討事項がありますが、コスト面と機能面のバランスをとって、お客様の満足度を上げていきましょう。