美容師の売上による給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

美容師として働く際、毎月の売上・給料などについて調べることをおすすめします。
給料は一体どのように決まるのかなどを踏まえ、美容室に就職することが重要。
今回は美容師の売上による給料の推移に加え、新人の目標などについて取り上げます。
気になる方は一度参考にして頂きたいです。

美容師の月間平均売上・顧客数や客単価について

美容師の月間平均売上・顧客数や客単価について

体力・気力が必要なのに対し、給料は安いと言われている美容師。
噂だけで判断するのではなく、美容師の月間平均売上などを調べ、将来の計画を立てることが重要です。
まずは、美容師の月間平均売上・顧客数・客単価などについて紹介します。

美容師の月間平均売上

美容師の月間平均売上は約49万~56万円。
厚生労働省の資料を基に計算しています。

 

店舗ごとに売上が異なります。
売上に関わるポイントは以下の通り。

 

  • ・立地条件
  • ・来客数
  • ・リピート率
  • ・提供しているメニュー
  • ・席数
  • ・回転率

 

個人サロンの平均売上について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

美容師の月間平均顧客数

美容師の月間店舗平均来客数は約480人です。
平日の来客数が約10人なのに対し、休日は約3人。

 

1人でも多くの顧客に施術を提供するためには、施術時間・回転率を意識することが重要です。
パーマ・カラーリングなどを行うかどうかにより、施術時間・回転率が変わります。
回転率を上げるために検討するポイントは以下の4つ。

 

  • ・施術時間
  • ・予約管理
  • ・暇なスタッフがいないか
  • ・スタッフの教育
  • ・席数

 

施術時間を短くすることにより、回転率を上げることができます。
予約管理システムなどを導入すると、予約管理の効率化を目指せます。

 

また、予約の入っていない美容師の稼働率を上げ、美容室の売上を上げることも重要。
質の高いサービスを提供するためにヘルプにつくスタッフの教育を行うことをおすすめします。
席数が足りない場合、席数を増やす必要があります。

美容師の平均客単価

美容師の平均客単価は約6,000円。
独立して1人で美容室を経営する場合、約9,000円以上の客単価を目指すことが重要です。
中には、客単価が3万円以上の美容師もいます。

 

美容室の1日の売上について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

美容師は売上によって給料が変わるのか

美容師は売上によって給料が変わるのか

美容師の給料は、固定給+歩合が多いです。
歩合の部分は店舗の規模・従業員数・オーナーの考え方により変わるため、美容師として働く際は注意が必要。

 

毎月、既定の売上を上げ続けている美容師は役職も上がるため、手当が付きます。
美容師になってしばらく経過してから売上によって給料が上がる場合が多いです。

美容師の売上ごとに目安給料を紹介

美容師の売り上げによる給料の推移はどのくらい?新人の目標なども紹介!

美容師は勤続年数が長くなると、リピーターが増えます。
月間売上で給料が一体どのくらい上がるのかについて紹介します。
希望的観測を入れた数字のため、参考にする際は注意して頂きたいです。

月間売り上げが50万円の美容師の給料

スタイリストのポジションにつくと、歩合が発生する美容室が多いです。
平均の固定給が25万円・歩合率が10%(指名料5%含む)の美容師の給料は以下の通り。

 

  • ・歩合給:500,000×10%=50,000円
  • ・合計:250,000+50,000=300,000円

 

給料は30万円になります。
歩合率が20%の場合、歩合給は10万円になるため、給料の合計は35万円です。
歩合率・指名料・手当の金額により、美容師の給料が変わってきます。

月間売上が70万円の美容師の給料

月の売上が70万円に上がった場合の給料を平均の固定給が25万円・歩合率が10%(指名料5%含む)の条件で計算します。

 

  • ・歩合給:700,000×10%=70,000円
  • ・合計:250,000+70,000=320,000円

 

歩合率が20%の場合、歩合給は14万円です。
固定給を合わせると、給料の合計は39万円。

 

毎月70万円の売上を上げるためには、経験を積む必要があります。
歩合給・指名料などを上げる努力が求められます。

月間売上が100万円の美容師の給料

100万円以上の売上を目指すには、指名料だけではなく、物販の売上も重要。
月間売上が100万円に上がった場合の給料を平均の固定給が25万円・歩合率が10%(指名料5%含む)の条件で計算します。

 

  • ・歩合給:1,000,000×10%=100,000円
  • ・合計:250,000+100,000=350,000円

 

給料は35万円です。
歩合率が20%の場合、歩合給は20万円。
固定給を合わせると、給料の合計は45万円です。

月間売上が200万円の美容師の給料

美容師は顧客の案内から見送りまで行うため、美容師のこなせる客数に限りがあります。
200万円以上の利益を継続して出し続けるためには、スタッフのヘルプが必要。
月間売上が200万円に上がった場合の給料を平均の固定給が25万円・歩合率が10%(指名料5%含む)の条件で計算します。

 

  • ・歩合給:2,000,000×10%=200,000円
  • ・合計:250,000+200,000=450,000円

 

給料は45万円です。
歩合率が20%の場合、歩合給は40万円。
固定給を合わせると、給料の合計は65万円です。

月間売上が1,000万円の美容師の給料

月間売上が1,000万円に上がった場合の給料を平均の固定給が35万円・歩合率が10%(指名料5%含む)の条件で計算します。

 

  • ・歩合給:10,000,000×10%=1,000,000円
  • ・合計:350,000+1,000,000=1,350,000円

 

月間売上が1,000万円になると、固定給・手当が増える場合があります。
歩合給・手当が上がると、引かれる税金も上がる点に注意が必要。

新人美容師はどのくらいの売上を目指せば良いか

新人美容師はどのくらいの売上を目指せば良いか

人によって目標の売り上げが異なります。
美容師として活躍するためには、明確な目標を立てることが重要。
目標の立て方は以下の通りです。

 

  • ・年間目標を立てる
  • ・月間目標を立てる
  • ・日々の目標を立てる

 

1日の業務が終了した後、日々の目標を達成できたか振り返ります。
達成できなかった場合、できなかった理由について分析します。
普段から目標を達成する意識を持ち、業務に取り組むことが美容師として活躍するポイント。

まとめ

まとめ

美容師は長時間立つだけでなく、顧客との会話・スタッフへの指示など、1人でこなさなければならない業務が多いです。
月間売上を上げるためには、質の高いサービスを提供するだけではなく、回転率を上げることも求められます。
回転率は施術時間・席数・ヘルプにつくスタッフなどにより、変わります。

 

また、年間目標・月間目標・日々の目標を立てることも美容師として活躍するためのポイント。
普段から目標を持ち、向上心を持って業務に取り組むことがキャリアップを図る上で重要です。