エステサロンを経営している人は、お客様の需要が気になるのではないでしょうか?
コロナ禍を経てお客様が戻られてきているとはいえ、まだ以前ほど客足は回復していないでしょう。
また、様々な新業態のエステサロンの新規参入や最新のエステ機器などが登場にしてきました。
当記事では、昨今のエステサロンの流れや、お客様の需要に応え続けるための
ポイントを解説します。ぜひ最後までお読みください。
エステの市場規模
エステ業界の市場規模は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令されるまで、
横ばいの状態が続いていました。
しかし、緊急事態宣言が発令されたことで外出の自粛などのあおりを受け、
市場規模は縮小傾向に陥りました。
その後、2023年にコロナ禍を抜けたこともあり、市場回復の兆しが見えてきたのです。
また、メンズエステなど新たな需要の拡大が見込まれており、今後は安定した
水準に戻るのではと考えられています。
昨今のエステサロンに一体どのような需要があるか
男女問わず美意識の高まりにより、新業態の店舗が参入しています。
コロナ禍を抜けた昨今では、エステ業界を取り巻く環境も変わってきているのです。
そこで、お客様の需要を知ることがエステサロンにとって大切になります。
安心して施術を受けられるエステサロン
お客さまが安心して、施術を受けられるエステサロンとはどのようなものでしょうか?
エステ業界では様々なトラブルが報告されています。
エステの契約は高額なものが多く、お客様の満足のいかない結果を招いてしまう
事態が起こりやすいのです。
今後のエステ業界では以前より一層トラブルを防止し、お客様の信頼性の向上を
図るべきでしょう。
そのためには、契約は不透明ではなく透明性を重視し、お客様が適切な情報を
適宜受けられるようにする必要性があります。
セルフエステ
現在、セルフエステの需要が高まっています。
セルフエステとは一般的に使われている家庭用の美顔器を用いて、家で自ら行う
施術ではありません。
プロのエステティシャンが使う業務用のエステ機器を、エステサロンでお客様自らが使用し
施術を行うことです。
エステサロンまで足を運ぶという手間はかかりますが、プロが使用しているエステ機器を
使用できるメリットは大きいといえます。
利用料もリーズナブルであり、低額で使い放題のサブスクのサービスとして利用できる
サロンもあるなど、注目を集めているのです。
メンズエステ
近年、エステ業界の中でメンズエステは好調で需要が高まっています。
特に20代~30代の男性の美容への関心が高くなったことが、その背景に挙げられるでしょう。
以前のメンズエステ利用者の傾向は、美意識の高い金銭や時間に余裕がある一部の
層の男性でした。
しかし、現在はメンズエステのニーズが高まると共に技術やエステ機器が進歩し、
施術費用も低額で多様な支払方法が出てきているのです。
とはいえ、女性用のエステサロンに比べ男性用のエステサロンの数は少なく、
今後の動向に注目が集まっています。
痩身エステ
コロナ禍を経たことにより需要が増したのが痩身エステです。
元々人気があったのはフェイシャルだったのですが、至近距離でマスクを
外さなければならず敬遠されるようになりました。
また、外出の自粛などを受け運動不足になり、出前をとるという行為が一般化したことから
高カロリーの食事を摂取する機会も増えました。
コロナ禍を抜け外出する機会が増える中、気になりだすのは以前とは違う自分の体形です。
変わってしまった体形を、元の体形に戻すための痩身エステの需要が
高まっているといえるでしょう。
安価で施術が受けられるエステサロン
近年、安価で施術が受けられるエステサロンに注目が集まっています。
以前のエステサロンは高額で通いづらいという印象がありました。
しかし、現在のエステサロンは新技術や最新のエステ機器を使用することによって、
施術の効果や安全性が高まっています。
市場のニーズも高まっていることで、安価な施術を得意とするエステサロンが参入してきました。
店舗が増えることにより、お客様も自分に合った店舗を選べるようになってきたのです。
エステでお客様の需要に応え続けるためのポイント
年齢性別関係なく、お客様はさらなる美しさを求めエステサロンに来ます。
エステサロンには最新の施術を求め来られる方や、日常を忘れリラックスを
しに来られる方など様々なお客様がいます。
お客様の需要を満たし、獲得することが重要なポイントになるでしょう。
ターゲット・コンセプトを明確にする
新規顧客を獲得するためにはターゲットやコンセプトを明確にし、サービスを
提供することが重要です。
新業態のエステサロンが参入する中で、生き残っていくためには他店との差別化を図り、
独自のサービスを打ち出していくことを考えます。
例えば、話題の最新エステ機器を導入するなら、美容の流行に敏感な層を
ターゲットにするなどがいいでしょう。
また、リラックスできる空間にこだわりたいなら、それをコンセプトに他のエステサロンに
ないサービスを取り入れるなどの工夫が必要です。
差別化を図ることで独自のターゲットやコンセプトを明確にしていきましょう。
Webでの集客に力を入れる
インターネットが普及している近年では、集客でもWebを使うことが重要です。
Web広告やSNSを使うことで、テレビCMやチラシなどより
リーズナブルにエステサロンの集客ができます。
特にSNSではエステサロン自体が発信する以外にも、来店してくれたお客様に
口コミを発信してもらう方法もあるのです。
また、Web広告を利用して特典を付けることも可能でしょう。
・クーポンを付ける
・予約ができる
・来店プレゼントの引き換え
近年のWebを利用した集客方法を利用して顧客を増やしましょう。
人手不足を解消する
エステ業界は人手不足といえます。
その人手不足を解消するために労働環境を整えることが重要なのです。
エステティシャンは女性であることが多いでしょう。
女性は結婚や出産、育児などのライフイベントが発生すると、休職や退職で
現場を離れる可能性があります。
エステティシャンとしての技術を身につけたのに、現場を離れるのはもったいないことです。
そこで、労働環境を整備し休職しても復職しやすい環境を作ることが重要といえます。
技術・接客マナーの向上
技術や接客マナーを向上し、質の高いサービスを提供するのも
エステサロンを存続させる上で重要です。
最新の高度な機器を使用するにしても施術の満足感を与えるのは、エステティシャンの技術に
よるところが大きいでしょう。
スタッフ全体の技術力の向上はとても大切になってきます。
また、お客様のための丁寧な接客も欠かせません。
非日常を味わいに来られるお客様のためにも、丁寧な接客マナーを徹底し、
質の高いサービスでリピートにつなげましょう。
最新のエステ機器を導入する
お客様には最新のエステ機器による施術を望む方が多く、導入するのも需要に応える
ポイントになります。
導入する効果としては、最新のエステ機器があるという話題で、
集客が見込めることや売上の向上が挙げられるでしょう。
懸念されるのは最新のエステ機器を導入するコストですが、分割払いやローン、
レンタルなど様々な方法をとることで軽減することもできます。
他店舗との差別化を図るためにも、検討する余地は十分にあるでしょう。
まとめ
エステサロンとしてお客様の需要を満たし続けるための方法は見つかりましたか?
近年のエステサロンではどのようなサービスを提供するのかというだけではなく、
他にも重要なポイントがありました。
・スタッフの技術の向上
・最新のエステ機器の導入
時間やコストがかかるといった難しい面もあるかもしれません。
しかし、取り入れることで確実に新規顧客を見込めるのも事実です。
お客様の需要を満たし続けるのはエステサロンの永遠のテーマともいえます。
この機会に向き合ってみてはいかがでしょうか?