近年、個人のエステサロンを開業される方が増えています。
個人のエステサロンは競争率が高く、上手くいかない場合もあるので注意しなければなりません。
この記事では、個人のフェイシャルエステサロンを開業する際の基礎知識について解説していきます。
開業に向けて一体何を押さえたら良いか分からないと悩んでいる方は一度参考にしてください。
フェイシャルエステサロンとは
フェイシャルエステサロンとは、主に顔の施術を行なう施設。
専用の機器を用いて、普段除去しきれない肌の汚れを取り除きます。
顔周りを集中的にケアするのが特徴に挙げられます。
個人のフェイシャルエステサロンを成功させるには
個人のフェイシャルエステサロンは取得必須な国家資格や免許が不要。
開業しやすい反面、競争相手が多いです。
ここでは、個人のフェイシャルエステサロンを成功させるポイントについて取り上げます。
フェイシャルエステサロンのコンセプトを明確にする
フェイシャルエステサロンを開業する際、まずはコンセプトを決めましょう。
コンセプトは「経営方針」や「誰のためにどのようなサロンにするか」など、フェイシャルエステサロンの軸になる部分。
他のフェイシャルエステサロンと差別化を図り、集客を増やすことが重要です。
ターゲットに合わせた集客施策を実施する
どのようなお客様をターゲットにするかもフェイシャルエステサロンを成功させるポイントに挙げられます。
性別・年齢・職業、居住地などに合わせ、サービスや内装、キャンペーンの内容を検討してください。
- 東京都内に住む30代会社員女性
- 年収500万
- 美に強い意識を持ち自己投資を惜しまない
- 終業後の遅い時間に来店可能
サービスの内容などについて悩んでいる場合、このようにターゲット像を明確することをおすすめします。
リピーターを増やす
フェイシャルエステサロンを成功させるためにリピーターを増やすことを意識する必要があります。
ポイントカードやクーポン、最新機器などを用意し、来店するきっかけを作りましょう。
施術や接客に関する技術の向上や店内を清潔にさせるのもリピーターを増やすポイント。
施術以外のサポートを徹底する
LINEやZOOMで肌の手入れに関する相談を受け付け、施術以外のサポートを行うのも集客を増やす上で重要です。
DMや来店後に送るお礼のメールなどでお客様とコミュニケーションを取り、信頼関係を築きましょう。
個人のフェイシャルエステサロンの開業方法
フェイシャルエステサロンを個人で経営していくためには、意識しないといけないことが数多く存在します。
ここでは、開業する際に必要な準備について解説していきます。
店舗の種類を決める
フェイシャルエステサロンを開業する際、どの物件で営業するか検討しましょう。
店舗の種類は以下の4種類。
- 自宅
- アパート・マンション
- テナント
- 派遣(出張)型
派遣型に関しては店舗が不要です。
各物件の特徴を踏まえた上で開業の準備を進めてください。
立地条件の良い物件は家賃が高いことが多い反面、集客を見込める可能性があります。
ターゲット・コンセプトを決める
ターゲット・コンセプトを明確にし、開業の準備を進めましょう。
コンセプトが曖昧になってしまうと、他店とどのような違いがあるか分かりにくくなるので注意してください。
物件の契約や施術設備などの準備
自宅以外の場所でフェイシャルエステサロンを出店する際、物件の契約を行う必要があります。
また、施術設備の準備も必要な段取りです。
- 施術台
- エステに使用する機器類
- タオル、コットン
- 化粧品類
- ワゴン(コットンやタオル、化粧品を乗せる物)
美容機器などを使用したい場合、コンセントの配置や電気工事などの確認を行ってください。
内装工事に合わせて電気工事を行うことで費用を抑えられる可能性があります。
開業するに当たり、一体何が必要なのか把握することが重要。
開業届やその他の手続き
フェイシャルエステサロンを開業する上で以下の手続きを行いましょう。
- 開業届出書の提出
- フェイシャルエステサロン名義で作った銀行口座の申請
開業届出書とは、フェイシャルエステサロンを開業する際に税務署に提出する書類です。
提出することで青色申告を利用して確定申告が行えます。
また、提出しないと、国が正確な事業所得や支出を把握できず、脱税の疑いをかけられる可能性があるので注意してください。
事業所得が発生してから1ヶ月以内には税務署に提出しましょう。
集客
フェイシャルエステサロンを長く経営するためにも、1人でも多く集客するのが重要。
集客方法として、ホームページやチラシ、SNS、看板での宣伝などが挙げられます。
お客様がリピーターとなり、口コミや紹介で新規の顧客獲得に繋がる可能性もあります。
SNSで情報発信を行い、フェイシャルエステサロンの認知度を上げましょう。
まとめ
フェイシャルエステサロンを個人で開業する際、入念な準備が必要です。
一体どのような点で他店との差別化を図るかが長期にわたって経営する際のポイント。
開業するに当たり、エステティシャンとしての経験を積むだけでなく、経営に関するノウハウを学ばなければなりません。
コンセプトやターゲットを明確にし、1人でも多くのお客様に愛されるフェイシャルエステサロンを開業してください。