縮毛矯正は、頑固なくせ毛や広がりやすい髪もまっすぐのストレートにできる人気のメニューです。
きれいなストレートヘアが叶う縮毛矯正が得意なサロンは、お客様から支持される人気サロンになるでしょう。
縮毛矯正が得意なサロンになるためには、縮毛矯正の知識をしっかり持ってお客様に伝えることが大切です。
縮毛矯正のメリット・デメリットや向いている人の特徴をチェックして、縮毛矯正が得意なサロンを目指しましょう。
縮毛矯正のメリットをお客様に説明しよう
縮毛矯正が得意なサロンになるためには、縮毛矯正の正しい知識を持ってお客様に説明できることが欠かせません。
縮毛矯正をかけたい・縮毛矯正をするか迷っているお客様にしっかり案内するためにも、まずは縮毛矯正にはどのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。
頑固なくせ毛でもストレートにできる
縮毛矯正の大きなメリットは、頑固なくせ毛もストレートにできることです。
くせ毛で髪がうねる・髪が広がってしまう・スタイリングしにくいなど、頑固なくせ毛に悩んでいる方は多いもの。
くせ毛の原因は、髪の毛の内部にあるアミノ酸のシスチン結合のゆがみだといわれています。
シスチン結合を特殊な薬剤で一度リセットしてから、ストレートの状態にして再結合させるのが縮毛矯正です。
ゆがんだ結合を切ってから高温アイロンでまっすぐのストレートにくせづけることで、頑固なくせ毛でもきれいなサラサラストレートに仕上げられます。
スタイリング時間を短縮できる
縮毛矯正をかけると扱いにくいくせ毛もまっすぐにストレートにできるので、スタイリング時間を短縮できるのも大きなメリット。
くせ毛だと、ドライヤーやヘアアイロン・スタイリング剤を使ったりとスタイリングに時間がかかってしまうことも多いでしょう。
縮毛矯正をかけるとうねりやボリューム・広がりを抑えられ、寝ぐせ部分を整えるだけできれいなストレートヘアが叶います。
縮毛矯正をかけた部分は半永久的にストレートをキープできるため、毎朝のスタイリングが楽になるのが魅力でしょう。
梅雨の時期でもまとまりやすい
縮毛矯正をかけると湿気に強くなり、梅雨の時期でもまとまりやすくなるのもメリット。
雨の日や梅雨の時期に、髪の広がりやうねりが気になる方は多いのではないでしょうか。
湿気が多いとスタイリングしにくく、せっかくスタイリングしても時間がたつと広がりやうねりが気になってしまうことが多いです。
縮毛矯正をかけるとボリュームを抑えたまっすぐのストレートの状態をキープできるので、湿気が多くても広がりにくくなります。
梅雨の時期でもまとまりやすいためスタイリングしやすく、一日きれいなストレートを維持できるのは大きなメリットでしょう。
縮毛矯正のデメリットをお客様に説明しよう
頑固なくせ毛もストレートにでき、スタイリング時間の短縮や梅雨の時期でもまとまるメリットがある縮毛矯正。
一方で、縮毛矯正にはデメリットも存在します。
縮毛矯正が得意なサロンになるためには、デメリットもしっかり把握しておくことが大切です。
縮毛矯正のデメリットをチェックして、お客様に正しく説明できるようにしておきましょう。
ブリーチした髪は施術できないこともある
ブリーチした髪はすでに強いダメージを受けている状態のため、施術できないことも。
縮毛矯正はカラーやパーマと比べて髪に与えるダメージが大きく、ブリーチした髪に施術するとさらに大きなダメージを与えてしまう可能性があるでしょう。
縮毛矯正をかける際は、スタイリストが髪の状態に合わせて薬剤を選んだりアイロンのかけ方を調整したりします。
しかし、ブリーチした髪のようにハイダメージの場合は薬剤や施術の調整が難しく、状態によっては施術できません。
1度施術した部分のカラーやパーマが難しい
縮毛矯正をした部分はカラーやパーマが難しくなり、ヘアスタイルがワンパターンになりやすいのがデメリット。
縮毛矯正は髪に大きなダメージを与えるため、カラーやパーマをするとさらにダメージを加えることになります。
また縮毛矯正で高温のストレートアイロンを使用すると髪の毛のタンパク質が変性し、元には戻りません。
タンパク質が変性するとカラーがきれいに染まらずムラになったり、パーマがうまくかからなかったりします。
縮毛矯正の効果は半永久的に残るので、1度施術した部分のカラーやパーマは難しいでしょう。
費用がかかる
縮毛矯正は施術料金が高く、維持するためには定期的なメンテナンスが必要で費用がかかってしまうのが大きなデメリット。
施術の工程が多く時間もかかることから、施術料金は15,000~20,000円と高めに設定されています。
また1度施術した部分は半永久的にストレートの状態がキープできますが、新しく生えてくる毛は元のくせ毛です。
縮毛矯正をかけたところはストレートなのに根元はくせ毛のままなので、髪が伸びるにしたがって境目が目立ってくるでしょう。
きれいなストレートを維持するためには新しく生えてきた部分も定期的に縮毛矯正する必要があり、費用がかかります。
縮毛矯正に向いている人と向いていない人を見極めよう
縮毛矯正をかけたいけれど、迷っているお客様もいるでしょう。
実は、縮毛矯正には向いている人と向いていない人がいます。
向いている人に施術すれば理想的なきれいなストレートヘアが叶いますが、向いていない人にかけてしまうと失敗する危険があり注意が必要です。
縮毛矯正が得意なサロンになるためにも、向いている人と向いていない人を見極めましょう。
縮毛矯正に向いている人
縮毛矯正に向いているのは、どのような人なのでしょうか。
縮毛矯正に向いている人には、以下のような特徴があります。
- あまり髪が傷んでいない人
- 強いくせ毛でスタイリングがうまくいかない人
向いている人に施術すれば、髪の悩みを解決してきれいなツヤのあるサラサラストレートヘアを実現できます。
縮毛矯正が得意なサロンになるためには、向いているかどうか見極めることが重要なポイント。
カウンセリングや髪の状態をチェックして、お客様が縮毛矯正に向いているかどうか見極めましょう。
あまり髪が傷んでいない人
縮毛矯正はカラーやパーマ・アイロンなどによるダメージが少なく、あまり髪が傷んでいない人に向いているメニューです。
縮毛矯正では特殊な薬剤と高温のアイロンを使用するので、傷みがひどい髪に施術するとさらにダメージを与えてしまいます。
縮毛矯正をかける前にすでにダメージがあると、縮毛矯正が失敗する可能性があり注意が必要です。
一方あまり傷んでいない髪はきれいに縮毛矯正がかかるので、理想的なまっすぐストレートヘアが叶います。
強いくせ毛でスタイリングがうまくいかない人
くせが強く毎日のスタイリングが大変な人も、縮毛矯正に向いている人。
縮毛矯正をせずに強いうねりやくせを伸ばすためには、ヘアアイロンを使う必要があります。
しかし毎日ヘアアイロンでまっすぐに伸ばすのは手間ですし、髪の負担にもなるでしょう。
強いうねりやくせがあると、ヘアスタイルがなかなか決まらずストレスを感じる方が多いです。
強いくせ毛でスタイリングがうまくいかない人は縮毛矯正をすることでくせを抑えることができ、毎日のスタイリングが楽になります。
縮毛矯正に向いていない人
縮毛矯正に向いている人がいる一方で、向いていない人もいます。
向いていない人の特徴は、以下のとおりです。
- ダメージの多い人
- 繰り返しブリーチをしている人
- 髪型を頻繁に変える人
ダメージが蓄積している髪に施術するとさらにダメージを与えることとなり、縮毛矯正が失敗する原因になります。
また1度施術すると半永久的に効果が持続するため、頻繁に髪型を変えたい人にも向いていません。
縮毛矯正が向いていない人の特徴も把握し、しっかり見極められるようにしましょう。
ダメージの多い人
ダメージの多い人に縮毛矯正をかけるとさらにダメージを与えることになり、失敗の原因となるためおすすめできません。
縮毛矯正では180度の高温アイロンを使用するので、髪に大きな負担をかけることになります。
ダメージの多い髪に縮毛矯正をすると、以下のようなトラブルが引き起こされる可能性があるので要注意です。
- 不自然な仕上がりになる
- 髪質が硬くなる
- 毛先がパサついて広がりやすくなる
- 施術前よりもダメージを受けやすくなる
- 枝毛や切れ毛が増える
ダメージによるくせ毛の場合は、ヘアケアで改善できることもあります。
ダメージが多い人は、縮毛矯正をかける前にヘアケアやトリートメントで髪の状態を整えましょう。
繰り返しブリーチをしている人
繰り返しブリーチをしている髪もダメージが蓄積しており、縮毛矯正はおすすめできません。
ブリーチを繰り返したハイダメージの髪にかけても思い通りの仕上がりにならず、失敗する恐れがあります。
無理矢理施術してしまうと、チリチリで指通りの悪い状態となる危険も。
チリチリになった髪の毛は元に戻らないので、施術前に過去の施術歴をしっかり確認することが大切です。
ブリーチを繰り返したハイダメージ毛のくせやボリュームが気になる場合は、髪質改善メニューを検討するのも良いでしょう。
髪型を頻繁に変える人
1度縮毛矯正をかけると半永久的にストレートがキープされるので、髪型を頻繁に変えたい人にも向いていません。
アイロンで毛先を巻くなどのアレンジは可能ですが、パーマやブリーチをするのは難しくカラーもきれいに染まりにくくなります。
縮毛矯正をかけた髪はできるヘアスタイルに制約が出てくるので、頻繁に髪型を変えて楽しみたい方には不向き。
いろいろなヘアスタイルを楽しみたいけれどくせが気になる方には、くせを活かしたカットやパーマがおすすめです。
まとめ
今回の記事では、縮毛矯正のメリット・デメリットや縮毛矯正に向いている人・向いていない人の特徴を解説しました。
縮毛矯正はくせ毛でお悩みの方に人気のメニューですが、正しい知識を持ち髪の状態を見極めて施術することが大切です。
縮毛矯正のメリット・デメリットを把握しお客様が縮毛矯正に向いているかどうか見極めて、縮毛矯正が得意なサロンを目指しましょう。