サロンを運営する上で、施術に使用する商材や物販に使う商品など仕入れは欠かせません。使用する商品だけでなく、備品なども必要になってきます。
サロンの運営に必要な商品を仕入れるには、様々な方法があります。ネットやメーカーから仕入れるなどの方法もありますが、本記事では、サロンの卸商材を仕入れる方法について解説します。
サロン用品を卸で仕入れてみたい、サロンに合った商材を見つけたいと考えている方は、是非参考にしてみてください。
サロン用品の卸商材とは?
サロンを運営していくうえで、商材の仕入れは欠かせません。毎月使用する商材を過不足なく仕入れて、新しい商材も探すとなると大変だというオーナーも多いと思います。
最近では、卸業者を利用したり、ディーラーから仕入れたり、オンラインで仕入れるなど仕入れの仕方も多様化してきました。
卸問屋から仕入れるときは、一度目は対面で発注し、次回からはオンラインで仕入れるという方もいるでしょう。沢山の卸業者があるため、自身のサロンにあう卸商材を選ぶようにしましょう。
サロン用品卸商材の選び方
サロンの卸業者は数多くあります。自身のサロンのコンセプトにあう卸商材を選ぶためには、ちょっとしたコツがあります。どのような商材を選べばいいかをまとめました。
サロンにあう商材を選べば、集客や売上アップにもつながります。経費を削減するためにも、一度卸商材の仕入れ方法を見直してみるのもおすすめですよ。
サロン専売品を選ぶ
サロンで使用する商品は、サロン専売品を選びましょう。サロン専売品とは、サロンでしか販売していない商品のことで、一般的な店舗では販売していません。
一般的な商品よりも有効成分が多く含まれていることも多く、効果を実感してもらいやすい商品でもあります。そのため、お客様が気に入ればリピートしてもらえる可能性も高いです。
実際の商品を施術にも使用すると、顧客にも気に入ってもらえる可能性も高くなります。商品がここでしか買えないとなると、来店のきっかけにもつながります。
安全性が信頼できるものを選ぶ
卸商材で選ぶものは、安全性が高く信頼できる商品を選びましょう。当たり前ですが、質の良い商品を選ぶことで顧客満足度にも直結します。
実際に効果にエビデンスのあるものだと、信ぴょう性もあり、安心して使用できます。良いものを使えば、お客様にも満足してもらえるためリピーターや物販にもつながりやすくなります。
サロンのスタッフが実際に使用してみて良かったものを仕入れるのもおすすめです。実際に自身でも使用してみて、気に入ったものであれば物販で販売するときにもおすすめしやすくなりますよ。
サロンに仕入れる商材は、安全性が高く、信頼できるものを選びましょう。
コスパの良いものを選ぶ
効果が高い商品は、有効成分も多く含みコストもかかりがちです。どんなに良い商品でも、サロンのコンセプトに合っていなかったり、価格帯があっていないと販売につながりにくくなってしまいます。
せっかく仕入れても、販売につながらなければ収益も上がりません。仕入れのコストだけがかかって収益につながらなければ、サロンにとっては赤字になってしまいます。
サロンの客層や価格帯とのバランスを見ながら商品を選ぶようにしましょう。仕入れ値をチェックして、収益が見込めるかどうかも大切です。
サロン用品の卸商材の仕入れ方
サロン用品の仕入れ方法は、いくつかあります。一般的な仕入れ方法は下記の3点です。
- メーカーから直接仕入れる
- ディーラーから仕入れる
- ネット通販で仕入れる
それぞれの特徴について解説します。メリットを理解してサロンにあう仕入れ方法を見つけてくださいね。
メーカーから直接仕入れる
まずひとつめは、メーカーから直接仕入れる方法があります。サロンで取り扱う商品があらかじめ決まっている場合は、メーカーから仕入れるとよいでしょう。
メーカーから直接仕入れるメリットは、商品について正しい商品知識を得られることです。しっかりと知識を身につければ、商品を使って販売するときにも役立ちます。
また、ある程度まとめて購入すれば、価格を交渉できる可能性もあります。ただし過剰在庫にならないように気を付けましょう。
また、サロンで使用するメーカーが複数にわたる場合は、仕入れ先が増えるため管理が難しくなることもあります。
ディーラーから仕入れる
ふたつめは、ディーラーから仕入れる方法です。ディーラーは、複数のメーカーの商材を取り扱っています。そのため、多くの商材を取り扱うサロンはまとめて仕入れができるメリットがあります。
また、多くの商材を取り扱っているため、トレンドやおすすめの商品など情報を教えてもらえることもあります。商品についての勉強会や、サロンのコンサルティングなど経営のアドバイスを聞くこともできます。
一方で、直接仕入れることができないため、メーカーから仕入れる方法に比べると割高になる可能性もあります。
ネット通販で仕入れる
最後は、ネット通販で仕入れる方法です。ネット通販なら、24時間いつでも手軽に仕入れが可能です。メーカーやディーラーから仕入れるのとは違い、対面でのやり取りが発生しないため、時短にもなります。
購入するネット通販先によりますが、まとめ買いで割引になることもメリットのひとつです。また、在庫があれば発注から1~2日とすぐに商品が届きます。
デメリットは、トレンドが知りたい時やどのような商品を選べばよいか悩んだときにも自身で調べなければなりません。情報収集は自身で行う必要があるため、リサーチに時間がかかることもあります。
美容サロンで扱う用品の種類
美容サロンで取り扱う用品には、様々な種類があります。運営しているサロンの種類によっても必要な用品は異なります。
それぞれのサロンでどのような用品が必要か、一例をまとめました。これから仕入れをするときの参考にしてみてください。
ヘアサロンで扱う用品
ヘアサロンで取り扱う用品は、髪の毛をケアするのに必要な商材がメインになります。カラー剤やワックスなどの施術で使用するもののほか、シャンプーやトリートメントなど物販に使用するものも必要です。
物販で使用するヘアケア剤は、サロン専売品を選ぶようにしましょう。実際の施術で使用しているものを選ぶと物販にもつながりやすく、サロンへ来店のきっかけにもなります。
ヘアサロンのコンセプトに合う商材があれば、取り扱ってみるのも良いですね。ドライヤーや、髪にも使えるUVスプレーなどヘアサロンのコンセプトに合う商材があれば、取り扱ってみるのも良いですね。
エステサロンで扱う用品
エステサロンで扱う用品は多岐にわたります。フェイシャルエステが専門のサロンなら、化粧水や乳液、美容液などのスキンケア用品、メイク用品などです。
痩身をおこなうエステサロンなら、ダイエット用品やドリンクなどもおすすめです。エステサロンの種類にもよりますが、健康食品やサプリメント、ハーブティーなども人気です。
施術の効果を高めてくれる商材や、効果が長続きする商品を選ぶとお客様にもおすすめしやすくて物販にもつながりやすいです。サロンのコンセプトに合わせて、商材を選びましょう。
ネイルサロンで扱う用品
ネイルサロンで取り扱う商品は、もちろんネイル用品です。せっかくネイルサロンできれいにしたら、効果が長続きするようなケア用品をおすすめするのもよいでしょう。
なかなかネイルをオフに行けないという方も多いため、ネイルオフができる用品も人気です。セルフケアは苦手という方も多いため、ネイルが長続きするようなちょっとしたコツや簡単にケアできる方法をお伝えするのも喜ばれます。
ネイルのケアやアドバイスもあわせてお伝えしましょう。
マツエクサロンで扱う用品
マツエクサロンで取り扱う商品は、まつげを中心とした用品がメインです。まつ毛美容液やマツエクをオフするリムーバーのほか、マスカラやアイシャドウなどの化粧品を取り扱うサロンも多いです。
また、マツエクをしていても使用できるクレンジングや、洗顔もおすすめです。せっかくサロンで施術したマツエクが長持ちするようなケアアイテムや、まつげケアのアドバイスもお伝えするとよいでしょう。
まつ毛回り以外にもスキンケアなどの用品を取り扱っているサロンも多いです。サロンの客層に応じた商材を用意しましょう。
まとめ
サロン用品の卸商材の仕入れ方や、取り扱う用品についてまとめました。取り扱う商材は、自身の客層や施術の内容に合ったものを選ぶとよいでしょう。
サロンに合う商材を仕入れることは、リピートや集客にもつながります。どのような仕入れ方法がいいか悩んだときは、それぞれのメリットとデメリットを考慮して検討してみてください。