買い物に行くとポップを見る事が多々ありますよね。そのポップを見た時に、買って見ようかなとふと購入してしまう事もあるでしょう。
そんなつい買ってしまうようなポップを、サロンでも利用していきましょう。特に、販促品等やセットメニューで使用すると、買ってみようという気持ちにさせられます。
今回はそんなポップについて解説していきます。
ポップとは?
「ポップ」とは、お店の内部に設置される広告や宣伝物のことを指します。特に、販促品がある場所や入り口、特別なメニューの項目などに配置されることが一般的です。
お客様が着替える必要がある場合、更衣室などには小さなポップが数枚貼られたり、施術の前後のビフォーアフター写真が掲示されたり、期間限定の特別メニューやサロンのSNSのQRコードなどが提示されることがあります。
これらのポップは、お客様や従業員に対して情報提供や注意喚起を行うための便利なツールであり、目を引くデザインや内容が重要です。
ポップはサロンでリピーターを獲得できる宣伝媒体!
ポップは、エステサロン経営において非常に有効なツールです。お店の内部に配置されるポスターや広告を指し、顧客獲得とリピーターの維持に活躍します。
特に、ポップを工夫して使うことで、リピーター客を獲得しやすくなります。着替えが必要な場所には、快適な雰囲気を演出するポップを貼り、お客様にくつろぎを提供しましょう。
また、ビフォーアフター写真や施術の効果を示すポップは、新規客にサービスの魅力を伝える手助けとなります。さらに、期間限定の特別メニューやサロンのSNS情報をポップに掲示することで、お客様が新しい体験を楽しむきっかけとなり、リピーターの増加につながります。
工夫次第で効果的なポップを活用し、サロン経営の成功につながるでしょう。
ポップを作る目的
ポップを作成する主な目的は、新規顧客を獲得し既存の顧客をリピーターとして維持するためです。ポップは新商品や新メニューを宣伝し、お客様の注意を引き、購買意欲を高める手段として活用されます。
以下は具体的な例ですので、参考にしてください。
商品・メニューの紹介
ポップを活用することで、販促品の存在や新しいメニューにお客様が気付きやすくなり、次回の来店に期待が高まります。ポップを配置する場所も工夫が必要です。
例えば、お客様が着替える更衣室や施術ベッド周りには、施術メニュー・新メニュー・期間限定メニュー・割引メニューなどを紹介するポップを配置しましょう。
また、レジの横には販促品のポップを設置することが効果的です。ポップには商品名、価格、そして一言のキャッチコピーを入れて、手書きで硬い紙に書くことで視覚的に目を引く仕掛けとなります。
A4用紙ではなく、目立つサイズや形のポップを用意することで、お客様の注意をしっかりと引き付けましょう。
キャンペーン情報の紹介
キャンペーン情報をポップに掲示する際には、大きなフォントを使用して目立たせることが重要です。ただし、色の多用は視覚的に混乱を招くことがあるため、通常は3色から4色の組み合わせに絞ることが良いでしょう。
キャンペーンの内容は、お客様が一目で理解できるように簡潔に表現しましょう。長文は読まれにくいため、「ニキビ予防に効果がある」といった要点を短い文で伝えることが大切です。
例えば、「期間限定!次回来店者に特別プレゼント!」のように、重要な情報を簡潔に伝えることで、ポップの効果を最大限に引き立てることができます。
施術の効果をアピール
施術の効果を効果的に伝えるためには、待合室や更衣室、ベッド周りの壁などに、使用前と使用後の効果を示す写真を掲示することが役立ちます。
ただし、重要な注意点として、誇大広告や誤った情報を提供しないことが非常に重要です。例えば、「ニキビが確実に治る!」や「髪が絶対にフサフサになる!」などの言葉は、薬機法に違反する可能性があるため、使用しないでください。
代わりに、客観的で正確な表現を使いましょう。例えば、「お腹周りが気になる方には〇〇コースがおススメです!」など、誠実で信頼性のある情報を提供し、お客様に納得感を持ってもらえるよう工夫しましょう。
SNSやHPなどサロンの案内
今後、新規顧客をリピーターとして継続的にお迎えするために、SNSやウェブサイトのQRコードを表示したポップを作成しましょう。
登録いただいた顧客には、メールマガジンを送信したり、期間限定の特典を提供したり、予約をSNSやウェブサイトから簡単に行えるよう案内したりすることで、リピーターとしての関係を強化できます。
また、登録を促進するために、登録いただいた顧客に特別なサービスを提供することも考慮しましょう。これらのコミュニケーションツールを活用することで、リピーターとしてのお客様が増え、サロンにとってより繁盛する環境を整えることができます。
サロンのポップ実例
ポップは顧客の購買意欲を刺激し、売上を伸ばす重要なツールです。以下では、売上アップに繋がるポップの種類を4つ紹介します。
商品やメニューの分かりやすいポップ
商品やサービスの実物や効果がわかりやすい写真を使用しましょう。お客様がイメージしやすくなります。また、商品名ははっきりと書きましょう。曖昧な表現ではなく、明確なタイトルを使用することで、お客様に伝わりやすくなります。
特徴やキャッチコピーは簡潔で分かりやすいものにしましょう。お客様が一目で理解できるような言葉を選びます。壁にポップを貼る場合、お客様は数秒しか目に止めません。
そのため、情報は簡潔にまとめ、多くのポップを一か所に貼り付けないよう注意しましょう。適度な間隔で配置することで、壁がごちゃごちゃにならず情報が見やすくなります。
季節の悩みに合わせたキャンペーンが分かるポップ
季節ごとに、体に関連する悩みが生じる方々がサロンを訪れることはよくあります。そういった季節に合わせたメニューを考案し、店舗の前にポップを掲示したり、既存の顧客が着替える場所や待合室にポップを配置することをおすすめします。
ポップには解決できる悩みを明確に記載しましょう。乾燥肌、くすみ肌、しみ、しわ、むくみなど、お客様の具体的な悩みに対応したメニューを提案します。
例えば、「乾燥肌でお悩みの方へ、〇〇コースがおすすめです!」といった具体的な情報をポップに掲載しましょう。
ビフォーアフターを載せたポップ
ビフォーアフターの写真をポップに掲載することで、お客様は実際の効果を視覚的に確認でき、納得しやすくなります。待合室では時間があるため、ビフォーアフターの写真を複数段階に分けて表示することが効果的です。
お客様が時間をかけて写真を見て、効果を理解しやすくなります。文字情報も工夫が必要です。文字は大小や配置を工夫して分かりやすく表現しましょう。
また、使用した化粧品に関する情報もポップに記載すると、お客様はその化粧品に興味を持ち、購入したいと思う可能性が高まります。
サロンの情報が分かりやすいポップ
サロンのコンセプトを即座に理解できるポップを作成し、ターゲット層を明確に設定しましょう。多くの情報を提供するのではなく特定の悩みに焦点を当て、キャッチコピーや解決策を1〜2分で読める文章でアピールしましょう。
ポップを窓に外向きに貼るか、玄関前に配置することが効果的です。また、サロンの情報として、ホームページやSNSのQRコードも掲載しましょう。
お客様が一目見てどのようなコンセプトのサロンであるかを理解できるようになれば、詳細な説明は不要です。
まとめ
サロンのポップは、商品の内容を瞬時に顧客に伝えるために重要です。一般的に、店舗の前に黒い看板を掲げているサロンが多いですが、通りすがりの人々はわざわざ下を見ることはありません。
したがって、目線の高さにポップを配置することが最も効果的です。短くても伝わる文章を使用することで、詳細な説明が不要になり顧客に直接伝えることができます。
ポップの設置場所や色使いなども注意深く工夫し、商品情報を分かりやすく伝えるよう工夫しましょう。