少ないコストで利益率が高く、開業する人も多いマツエクサロン。マツエクサロンを自分で開業するには何が必要なのか、どのような点に注意したらよいのか、わからない方も多くいると思います。
そこで今回は、成功するために力を入れたいポイントや開業に必要なものを解説していきます。最後には注意点も紹介しますので参考にしてくださいね。
まつ毛のエクステ「マツエク」とは?
まつ毛エクステンション、通称「マツエク」とは、専用の接着剤を使用してまつ毛に人工毛を装着する技術のことです。目を大きく見せることができメイクの手間も省けると、20代~30代の若い女性に人気です。
基本的に自まつ毛1本に対して1本の人口毛ですが、最近では自まつ毛1本に対して2本の人口毛を装着する技術も出てきています。細く少なくなったまつ毛を増やせると、40代~50代女性の割合も増えてきました。
まつ毛のエクステサロンを開業するポイント
まつ毛エクステのサロンを開業する時に重視したいポイントがあります。お客様の満足度や経営にも関わってくることですので、きちんと確認をして対策しておきましょう。
今回は3つのポイントを解説していきます。
他店と違うサービスで差別化を図る
都市部や繁華街で開業するのであれば、他店との差別化が必須です。接客、メニュー、サービスなど何か特別なことがあればそれを売りにしましょう。
例えば高級なベッドがある、マツエクと同時にネイルもできる、ドリンクサービスがあるなど方法はさまざまです。お客様のサロン選びのポイントになり、そこから口コミで広がり話題になるはずです。
ただし、経営が厳しくなるようなことであれば無理にやる必要はありませんので、やれる範囲の差別化をしていきましょう。
効率のよい集客をする
マツエクサロンで成功するためには、お客様の数、リピート率が非常に大切です。ですので、集客にはある程度の経費が必要になってきます。
しかしあらゆる集客方法に大金をつぎ込んで数人しか集められないのであれば、経営に大打撃です。
- SNSでお店の雰囲気を知ってもらう→HPへ誘導し更に詳細を提示
- チラシを投函しまずは近隣の人に知ってもらう
以上のように、自分のサロンの特徴や地域に合った集客方法でやってみましょう。
技術の優れたアイリストを確保する
アイリストの技術力次第で、お店が成功するかどうかが決まると言っても過言ではありません。お客様が満足する仕上がりを提供できれば、そのサロンは口コミで広がり新規集客もリピーターの確保も可能になるでしょう。
丁寧に早く施術すること、お客様に合った仕上がりを提供することができるとよいです。お客様の安全とトラブル回避のためにも、少しでも技術に不安があれば再度勉強しなおし、日々技術の向上を図りましょう。
まつ毛のエクステサロンの開業に必要なもの
まつ毛のエクステサロンの開業には、いくつか準備しなければならないものがあります。怠ると営業停止になってしまう項目もありますので、開業前にしっかり確認しておきましょう。
ここでは3つ解説していきます。
開業するために必要な資格
アイリストとして施術をするためには「美容師資格」が必須です。この資格がないまま施術を行うことは違法とされています。
アイリスト技能検定試験やプロアイリスト検定など民間資格も多くありますが、これらの資格だけでは施術はできないので注意してくださいね。
自分自身が美容師資格を持っていなくても、資格を持ったアイリストを雇うのであれば問題ありません。しかしそのアイリストが辞めてしまったら営業できなくなるので対策は必要です。
開業のための届け出
必ず必要な届出として「美容所開設届」があります。マツエクサロンはお客様に直接施術をする空間ですので、高い安全性と衛生的な環境が求められます。保健所に「美容所開設届」を提出すると立ち入りの実地検査があります。
- 施術スペースは13平方m以上か
- 作業場の照明は100ルクス以上か
- 換気設備があるか
など、決まった項目がありますので確認しておきましょう。また、面積や設備などの条件は地域によって変わりますので、注意してください。
開業のための経費
開業のための経費は20万円~800万円とピンキリです。項目としては
- 物件、光熱費
- 内装、外構工事
- 備品、消耗品費
などがあります。自宅で開業する場合は家賃がかかりませんし、内装工事も必要なければ備品や消耗品の費用だけで済みます。
反対にマンションやテナントを借りる場合は、家賃と初期費用、内装外構工事費もすべてかかりますので数百万円は用意が必要です。資金は多いに越したことはありません。計画的に準備をしましょう。
まつ毛のエクステサロンを開業するときの注意点
開業するときの注意点としては、事前に綿密な計画をしておくことです。
- 資金が足りない
- 内装工事ができない
- お客様が来ない
など、トラブルが起きてから考えるのではとても大変ですし、時間も要します。開業を進める前に「事業計画書」の作成をすることが大切です。
資金計画や開業から3~5年の中期経営方針などをまとめたもので、届出を提出する際にも必要な書類です。文字にしてまとめることで、準備するものや開業後の経営プランが明確になります。
まとめ
今回は、まつ毛のエクステサロンを開業するポイントや必要なもの、注意点を解説しました。開業までの道のりは長いですが、万全な準備をすることが成功するサロンへの第一歩です。
ぜひ素敵なサロンを作ってくださいね。