さまざまなエステサロンがある中で、「フェイシャルエステサロンを自宅で開業したい」というあなたに
開業するためのメリットや注意点について解説します。ご覧いただけると幸いです。
- 自宅で開業したいけど開業のやり方がわからない。
- 育児等の家事があるため、自宅で開業して時間にしばられたくない。
こんなお悩みのある方、趣味で始めたい方にぜひ読んでいただければと思います。
フェイシャルエステサロンとは?
まずフェイシャルエステとは、顔をケアすることを指します。
良く知られているのが「小顔効果」ですが、シワやニキビの改善、代謝改善、リラクゼーション等色々とあります。
ハンドマッサージによって、リンパの流れや血流改善の効果があるとされています。
肌の専門分野だからこそできるフェイシャルエステ。
スキンケアの正しい方法などを的確にアドバイスできるとよいでしょう。
フェイシャルエステサロンを自宅で開業するメリットと注意点
フェイシャルエステサロンを開業するにあたってのメリット・デメリットをお伝えいたします。
これからフェイシャルエステサロンを自宅でやっていくには、さまざまな不安もあるでしょう。
顧客が男性の場合や、理不尽なクレームにもすべてひとりで対応しなければなりません。
こういったリスクを回避しながら営業できるとよいですね。
フェイシャルエステサロンを自宅で開業するメリット
フェイシャルエステサロンを自宅で開業するにあたってのメリットは、時間の融通が利く点です。
小さいお子さんがいたり家事などもある中で、エステサロンを経営しながら両立できるのはメリットといえるでしょう。
サロンに行けば小顔効果であったりむくみの施術はできますが、それは一時的なものであって、数日後にはもとに戻ってしまいます。
しかし、専門家による効果を持続させるためのアドバイスは、自宅だからこそゆっくり顧客に向き合って
教えることもできます。
フェイシャルエステサロンを自宅で開業する注意点
フェイシャルエステの知識を、動画サイトやSNSサイトで独学で学ぶのは危険です。
また、必要な道具を揃えられなかったり、専門的なアドバイスが十分にできなかったりといったことが起こりえます。
経営力もないために、自宅で開業したはいいものの実質閉店状態なんてことも。
また、予約のあった日に体調不良になってしまった場合、こちらからキャンセルしなければなりません。
個人宅の一室で開業する場合は、顧客が入りづらかったり、自宅の住所を知られてしまうことも念頭におきましょう。
フェイシャルエステサロンを自宅で開業するための具体的な流れ
自宅の一部屋を改造する場合、改築費が必要になります。
テナント費用など掛からないので30万円~100万円ほどとなります。
改築を行い、備品や消耗品を用意したら開業届を提出します。
広告などの媒体も考えましょう。
サロンのコンセプトを決める
フェイシャルエステサロンを開業する際には、どのようなことを考えますか?自身の強みを考慮してください。
「シワをなくし、シワに特化した施術を提供します」「お顔の悩みに関しては何でもご相談ください」
どちらのサロンに行きたくなりますか?
女性の顔の悩みはさまざまですが、専門性を持つことでここに行ってみようと感じることでしょう。
病院でも「内科」よりも「胃腸内科」というように、専門性を示す言葉は顧客の心に響くものがありますので、コンセプトを決めましょう。
フェイシャルエステのメニューを決める
最初はカウンセリングをしっかりと行うことが重要です。
それから、肌の汚れを徹底的に取り除くなどお客様の要望に合わせた施術をするのが基本的な手順です。
初めての体験メニューでは、初回限定で1000円や20%引きなど、お得な価格設定をして足を運びやすくします。
ただし、お客様が満足してリピーターになっていただくためには、トークや施術によってしっかりと満足感を提供することが重要です。
自宅の内装や設備などの準備
内装は、白・グレー・茶など、リラックスできる色を使用してすっきりさせましょう。
特にこだわりがないといっても、一面ピンクだったり人形を沢山飾ったりと、あなたの趣味ばかりを押し付けた内装は顧客が離れる原因になります。
ベッド・タオル・専門の機械・事務用品・薬剤など、必要なものを一つ一つ用意しましょう。
値段の高い機械はリースにすると、新しいものが2、3年に1つ出ても交換しやすく、顧客にも常に新しい施術を提供できます。
開業届など必要な届出を提出する
税務署に開業届を出しましょう。個人なので、申告書の色が異なります。
インターネットで用紙をダウンロードして税務署に提出する事も可能ですが、初めての場合は税務署に直接行き説明を聞くと分かりやすいでしょう。
集客方法を決めて実践
集客方法は、広告や冊子等に広告代金を払って載せるだけではありません。
今はSNSが流行っているので、youtube、フェイスブック、インスタグラム、ツイッター、Tiktok等さまざまな媒体があります。
無料で出来るものも沢山ありますので、試してみるのもいいでしょう。
初めての集客は大変ですが、とても重要なプロセスです。
自宅でフェイシャルエステサロンを開業して成功する方法
まず顧客を広告やSNSで集めたら、リピーターになってもらう必要があります。
新規顧客を得るよりも非常に重要なことで、経営していくには必須条件ともいえます。
集客方法をコンセプトやターゲットに合わせてしっかり決める
集客方法として先ほども述べたSNSや雑誌もありますが、自分にしかできないメニューを作ることをおすすめします。
施術メニューも具体的に分かりやすいものを作成していきます。
チェーン店とは違う独自のメニューがあることで差別化を図るのも大切です。
チェーン店とは違い特別な空間でリラックスできたり、機械での施術ではなく人の手の温かみを感じる手技によるものは、コストも抑えられて特別感もありコンセプトとしてアピールするのもいいでしょう。
フェイシャルエステにおすすめな資格を保有しておく
基本的に資格は全く必要ありませんが、資格を持っていることで安心できる顧客もいるでしょう。
- AJESTHE認定エステティシャン
- AJESTHE認定上級エステティシャン
などがありますが、こちらを受けるには通学しなければなりません。
その代わり、専門性のある知識が得られます。
こちらで学校を探せます。(https://ajesthe.jp/esthetician/details_totalest/)
フェイシャルエステサロンを自宅で開業するのに必要な費用は?
サロンを自宅で開業するには、部屋を借りるのとは違って基本的に0円です。
しかし内装を変更してリラックスできる空間にするには改造も必要です。
内装を改造するには30万円~100万円ほど。
さらにベッドやタオル、美容液等の雑費が必要です。
タオル等はリースが出来ます。
使い終わったら返却すれば新しいものと交換でき、洗濯する手間や雑菌の心配がありません。
まとめ
自宅でフェイシャルエステサロンを開業することについて説明しました。とくに大変なのは開業の手続きと、集客です。
大手の有名店ではないため、顧客にとっての安心感や特別感をまずは来店して感じていただきましょう。
あとはリピーターになって頂けるよう、その後のアフターケアをしっかりしていけば、成功に近づくはずです。
厳しい世界ですが、「成功させたい」「顧客を綺麗にしたい」という気持ちを忘れないことがいちばん重要かもしれません。