エステサロンを開業するにはどんなものが必要なのか？資格が必要？資金はどうしたら良いのか。
これから個人でエステサロンを開業するにあたって、工事費、美容機器代はいくらかかるのか。
これらを個人でやるなら最初にリスト化し、金額などを計算して資金を作る必要があります。
お客様を集める為にもどうしたら良いか考えなければいけません。
開業するには課題が沢山ありますが、一つずつ考えて解決していきましょう。
エステサロンの開業に必要な資格は？
エステサロンを開業するために何か資格がいるのではないか。
何種類の資格を取得すれば良いのか。このような質問に回答していきます。
必ず必要な資格はない
エステサロンを開業するには必ずしも資格が必要ではありません。
無資格で開業が出来ます。
何も知識もないし未経験だけどやってみたい！と思ったとしても開業は可能です。
しかし、誰でも開業が始められる分競争率も非常に高いのも現状です。
今までの経験で技術面を活かす必要があります。
AJESTHE認定資格を持っていると有利
AJESTHE認定資格は医者等の国家資格ではありませんが、持っているとお客様からの信頼を得られます。
AJESTHE認定の学校で受講をしてから受験できますので、すぐに受験して開業という訳にはいきませんが、信頼度は他業種に比べると有利に働くかもしれません。
日本エステティック協会（https://ajesthe.jp/）
こちらのホームページより見る事が出来ますので受講される方は近くの学校を探してみてください。
エステサロンを開業するのに必要な資金はどのくらい？
肝心な資金のお話です。
資金が無ければ開業も出来ません。
資金と言っても器材だけの話だけではなく、個人で始めるのであれば家賃、器材、備品等もあります。
初期費用
安ければ数十万円から、機材や備品にもよりますが数百万円かかることもあります。
機材によってはリースもありますので、購入するよりもコストは抑えられます。
お客様から見られる店内は清潔感を保ちたい部分でもありますので、内装等は低価格という訳にもいきません。
見積もりはほぼ無料なのでしっかり取りましょう。
物品購入費
施術に合わせた必要なもの、またはお客様に購入してもらうものが必要になってきます。
施術に使用したものと売り物は出来るだけ同じものを揃えましょう。
他の消耗品としてタオルやペーパー類があります。
レンタルタオルは店舗で洗濯するよりも、匂いの心配等もなくおすすめです。
広告費
以前は30％オフで初回は〇〇円！といったものがありましたが、ほとんどのお客様はこの1回キリしか来ないと考えてもよいでしょう。
今はSNSでツイッターやインスタグラム、Tiktok等のツールがありますのでこれらを利用しましょう。
広告に〇％オフと載せても、リピーターはつきにくいのが現状です。
エステサロンを開業するのに必要な届出
どのお店でもそうですが、開業するには届出をする必要があります。
届出をしないとその場所で勝手に商売を始めているという認識になり、法律に触れる事になります。
開業届
近くの税務署で開業届を提出しましょう。
国税庁のホームページからダウンロードが出来ますが、税務署に行って直接聞くと安心です。
申告書にも種類があり、個人事業主で税制優遇を受けられる場合もあります。
保健所への届出
エステサロンの場合には美容所開設届出書があります。
国家資格を持たないと営業できない施設や、美容院やエクステ等の安全性が必要な衛生環境が必要な場合は、美容所開設届出書が必要です。
設備が整っていればOKを貰えますが、刃物を使用したり施術内容に治療があると必ず必要になりますので覚えておきましょう。
エステサロンを開業したら年収はどのくらいになる？
エステサロンにもよりますが、勤務だと年収は200万円～500万位になります。
開業となると、経営力次第では年収1000万円も目指せます。
しかし、競争率が非常に高い業界である事は知っておいてください。
始めたはいいものの、利益を得られずに閉店するサロンも多いのが事実です。
エステサロン開業のよくある質問
開業によくある質問を3つまとめてみました。
お役に立つ内容もあるので参考にしてください。
Q1：助成金など受け取ることはできますか？
開業するにあたって助成金や補助金があります。
国や地方公共団体等から支給されるので返済は不要になります。
すぐに貰えるという事ではなく、給付団体の審査に受からなければなりません。
これに受かると助成金や補助金がもらえたり、今後公的融資も受けやすくなります。
厳しい審査になりますが、通過するとメリットも多いです。
Q2：失敗しないために必要なことはなんですか？
この業界は開業する人が多く、開業したはいいが1年～2年辺りで赤字が続き閉店まで追い込まれる事もあります。
しかし、他社にないものを取り入れられれば、赤字もなく、広告を頻繁に出さなくても利益を上げ続けることが可能です。
むしろ広告で新規顧客を取り込むよりも、リピーターを大事にしてあげましょう。
個人でしか出来ないことが沢山あるはずです。
Q3：看護師の資格は活用できますか？
看護師でエステティシャンを目指すのであれば、普段から医療現場で親身になって相談を聞いてくれるイメージがあったり、看護師という国家資格を持っていることで信頼も得られるでしょう。
上記で示したAJESTE認定資格は民間の資格であり特に取る必要はありませんが、知識を発揮できる分野ではないでしょうか。
まとめ
これから開業を志しているあなた。
儲かるからやろうという考えは、もちろんありますがお客様の喜ぶ顔が真っ先に思い浮かぶはずです。
サロンを長く続けるにはリピーターを作ることが一番です。
リピーターを作るには経営力が必要になります。
資金、技術、開業準備は万端でも、経営力とリピーター作りのノウハウをしっかりと勉強することが重要です。
