最近では、集客サイトをいつでも手軽に美容室の予約ができるようになりました。
とても便利な一方で、当日の無断キャンセルなどが増えているのも現状です。
今回の記事では無断キャンセルにお悩みの経営者の方のために、
すぐにでも実践可能な無断キャンセル対策をご紹介します。
とても簡単なものばかりですのでぜひご参考ください。
美容室の無断キャンセルの対策方法3選!
無断キャンセルが発生すると、美容室の売上にも影響が出てしまいます。
無断キャンセルを減らすためにはお客様が予約日時にきちんと足を運んでくれるよう、
お店としてもきちんと対策をすることがポイントです。
まずはキャンセル率を下げるためにおすすめの対策をご紹介します。
予約の再確認を徹底する
最近では美容室に直接足を運ばずとも、手軽に予約を取ることができます。
そのため、お客様が予約日時を失念してしまうケースも少なくありません。
美容室側はお客様が予約日時を忘れないよう、リマインドを徹底する必要があります。
予約時点で確認のメールを送信することはもちろんです。
しかし、そこで終わりではなく、予約日時の前日までにはお客様にリマインドのためのメールやメッセージを送信し、
予約の再確認をすることが効果的です。
キャンセル規定を明記しておく
いくらお客様側の都合とはいえ、予約が入って時点で美容室側はそのお客様が来店する前提で人員を配置したり、
お客様をお迎えするための準備をしています。
そのため、無断キャンセルはお店側をしても困ることを認識してもらう必要があります。
したがって予約ページや予約確認のメールにきちんとキャンセルに関する規定を明記することがとても重要です。
キャンセル時の対応についてお客様にもしっかり認識してもらうことで、
キャンセル率低下にもつながります。
キャンセル方法をわかりやすくしておく
キャンセルの方法についてもはっきりさせておくことが大切です。
キャンセル規定があるとはいえ、どうしても急な都合でキャンセルしなくてはいけない場合ももちろんあります。
いつまではサイトでキャンセル可能なのか、
当日キャンセルであれば電話をしてもらうようにするなど、きちんとお客様に説明をすることが大切です。
また、お店側としても急なキャンセル連絡にきちんと対応できるような対策を立てておく必要があります。
お店の営業時間外でどうしても電話連絡できない場合や
サイトを通じて変更ができない場合に備えて問い合わせ手段をきちんと確保し、
お客様がわかりやすいようにSNSやブログなどで発信しておきましょう。
美容室のキャンセル料は請求できる?
飲食店や旅行のツアーなどの場合、直前のキャンセルや無断キャンセルをするとキャンセル料を請求されます。
これは本来、来るはずであったお客様が来なかったことにより被った損害への補償のことです。
美容室の場合、予約が成立した時点で、美容室とお客様の間で契約が成立したとみなします。
そして、無断キャンセルした場合は売上にも影響を及ぼします。
したがって、美容室においても無断キャンセルが発生した場合、民法に基づいてお客様にキャンセル料を請求することも可能です。
ただし、キャンセル料を設定する際はお客様とのトラブルを防ぐために弁護士などの専門家に相談してみることをお勧めします。
無断キャンセルが続くお客様には出禁の対応も!
いくらお店で対策を立てたとしても、無断キャンセルするお客様が完全にいなくなるわけではありません。
無断でキャンセルした方のなかには謝罪をしてくださる方もいますが、
なかには一度だけでなく、複数回繰り返す悪質なお客様もいらっしゃいます。
しかし、そのようなお客様に振り回される必要はありません。
あまりにもひどいようであれば、出禁という形で対応をすることも一つの手段です。
知恵袋などをみると実際に無断キャンセルを機に出禁という対応をしたお店もあるようですので、
あまりにも無断キャンセルがひどい場合は参考にしてみてもいいかもしれません。
ホットペッパーでは無断キャンセルが続くとユーザーが利用できなくなる
集客や予約の管理のために導入しているお店が多いホットペッパービューティー。
ホットペッパービューティーを通じて予約、その後無断キャンセルを繰り返しているユーザーはサービスを利用できなくなる仕組みになっています。
これは美容室側にとってとてもありがたい機能ですよね。
それ以外にも、美容室側で要注意人物の設定をできるシステムがあり、
これを設定しておけば予約時に今までのトラブルの詳細が一目瞭然なのでぜひ活用してみてください。
まとめ
美容室経営しているとどうしても出てきてしまうお客様のキャンセルに関する悩み。
お店としてできる対策はすぐに実践できるものばかりです。
また、あまりにもひどい場合には冷静かつ毅然とした態度で対応することが大切です。
キャンセルに対する認識をお客様にもしっかりもってもらい、
お店としてもしっかり対策をすることで無断キャンセルを少しでも減らしましょう。