近年ではネイルを日常的に楽しむ方が増え、街中ではたくさんのネイルサロンを見かけます。
現在、日本国内にはネイルサロンが約25,000店ほどあるといわれ、店舗数が多く、集客が難しくなってきているのも現状です。
「新規のお客様が増えない。」「独立したいけど集客が不安。」「リピーター獲得が難しい。」
そのお悩みを解決すべく、この記事ではすぐにでも実践できる集客方法をご紹介します。
ネイルサロンの集客方法7選!
ネイルサロン経営において重要な課題のひとつである集客。
待っているだけではお客様はやってきません。
「集客の重要性はわかるがどのような方法がいいのかわからない。」
ここからはそんなお悩みを持つネイルサロン関係者の方々におすすめの集客方法についてご説明します。
ネイルサロンの集客サイトに掲載する
集客効果を高める方法をとして、最初にご紹介するのがネイルサロンの集客サイトです。
ネイルブックやホットペッパービューティーなどがこれにあたります。
集客サイト内のサロンページ部分にはお店の情報やネイルデザイン写真の掲載も可能。
サイト内から予約可能なので新規のお客様獲得につながりやすいのも特徴です。
集客サイトを利用するメリットとしては
・インターネットで検索すると集客サイトが上位に出てくる
・集客サイト内で予約可能
という点があり、HP管理や予約管理の負担を軽減したいサロンの方にもおすすめです。
インスタやツイッターなどのSNSを活用する
近年では集客方法として注目度がとても高いS N S。
それぞれのSNSには特徴があり、それを活かして上手に使い分けることが大切です。
SNSを利用するポイントとしては
・写真と文字の両方でネイルデザインの紹介が可能
・ハッシュタグ機能を活用すれば多くの人に見てもらうことができる
・フォロー作業やSNS内でのやりとりでお客様と密なコミュニケーションが可能
というような点が挙げられます。
特にインスタグラムは写真の投稿がメインなのでネイルサロンのアピールにはぴったり。
SNSを利用した集客方法はお客様との距離が近いので、リピーター獲得やお客様との信頼関係構築にも適しています。
Googleマイビジネスに登録する
Googleマイビジネスにネイルサロンの情報を登録することも大事な方法のひとつです。
Googleマイビジネスに登録すると「地名+ネイルサロン」で検索した際にGoogleの検索結果やGoogleマップ上にお店の情報が表示されます。
サロンの住所や地図も表示され、口コミも投稿可能です。
HPアドレスや電話番号も公開されるのでお客様としても店舗情報にアクセスしやすいのが特徴です。
無料で掲載できるのも大きなポイント。集客コストをなるべく抑えたい場合におすすめです。
ブログを運営する
サロン情報を発信のためにブログを開設する方法もあります。
ブログもスマートフォンやパソコンを使用して気軽に情報発信ができるツールです。
SNSに比べ、より詳細な情報の発信が可能なので、
実際の施術例や新作デザインに関する投稿だけでなく、お店の雰囲気やネイルに関する小ネタなど幅広い情報を発信でき、
ブログのネタからお客様とのコミュニュケーションにもつながります。
新規のお客様獲得に向けた集客方法というよりも、既存のお客様にお店のことをより深く知ってもらうためにおすすめです。
LINE公式アカウントを運営する
いまや日本人のコミュニケーションツールとして欠かすことのできないLINE。
ネイルサロンも店舗のLINE公式アカウントを開設すれば集客ツールとして活用できます。
LINE公式アカウントでは友だち追加してくれている方々にサロンのキャンペーン情報などを一斉に発信することができ、
予約、お問い合わせに対応することも可能です。
トーク機能以外にもHPのようにサロンの基本情報を掲載したり、他のSNSと連携することもできます。
LINEでお届けすることで、お客様がサロン情報にアクセスする機会が増えるのがメリットです。
新規のお客様をLINEと友だちへとつなげるなど、お客様の定着率を上げたい場合にも効果的な方法です。
チラシを配布する
「とにかくお店の存在を知ってもらいたい。」
そんなサロン経営者の方々にはチラシを配布するのも集客方法として効果的です。
昔ながらの方法ではありますが、チラシを配布ではインターネットを使用した集客とは違った客層へのアプローチできるメリットがあります。
チラシ配布では受け取った方の目に留まるようなチラシを作成することが重要です。
チラシ限定の特別キャンペーンなどを併用することでさらに高い集客率を見込むことができます。
チラシ配布で獲得できたお客様は近隣にお住まいの方も多いのでリピーターにもつながりやすいです。
ネット広告や看板広告などを活用する
お店の存在を知ってもらいたい場合には、ネットや看板を利用して広告を出すという方法もあります。
広告の場合、不特定多数の人が目にするのでお店の情報にアクセスしてもらえる機会も増加します。
広告にはあまりいろいろな情報を詰め込みすぎず、
・サロンの場所や連絡先
・メインとなるメニューの価格やキャンペーン
といったお店に興味を持ってもらえるような情報を掲載することが大切です。
お店の来店につながるようHPの情報や予約用QRなどを広告に連動させることで来店促進効果を期待できます。
テナントビルの一室に出店しているサロンの場合、ビルの入り口付近に立て看板などを設置するのもおすすめです。
ネイルサロンの集客で意識するべきこと
オンライン、オフライン問わず、すぐに実践可能な集客方法はたくさんあります。
しかしながら、それらすべてを適当に取り入れたからといって、すぐに集客率向上にはつながるわけではありません。
ここからはより効果的で、質の高い集客を実現するためのポイントをご紹介します。
競合との差別化を考える
数あるネイルサロンのなかから自分のお店を選んでもらうために必要なこと。
それは「自分たちのサロンにしかないもの」を明確にし、アピールすることです。
サロンの強みアピールし、他のサロンとの差別化を図ることで、よりコアなサロンのファンを集めることができます。
たとえば
・サロン内のインテリアや雰囲気へのこだわり
・ネイル以外に受けられる施術がある(マツエクやヘアメイクなど)
・キッズスペースがある
など上記のようなものは一例ですが、ネイル施術以外のところでお客様のお客様満足度向上につながるような強みを持つこともポイントです。
お店の特別感に共感したお客様からの紹介や口コミでの集客も期待できます。
ターゲットを明確に設定する
来店されるお客様の年代やライフスタイルが違えば、サロンに求めるものも違います。
そのため主要なターゲット層を明確に設定し、それにあったお店づくりをすることが大切です。
ターゲット層の設定にはお客様の年代や職業、好みのネイルデザイン、ライフスタイルななどを詳細にわたり設定し、
架空のお客様を作り上げるペルソナ分析がおすすめ。
メインとするターゲット層を意識した集客方法を実践することでより多くのお客様を呼び込むことが可能です。
接客においても、想定したターゲット層にあった接客を実践することでお客様満足度の向上、リピーター獲得を期待することができます。
正しい価格設定を行う
お客様にとってお店選びの基準のひとつになるのが価格。
サロンを経営していく上でも価格設定はお店の経営を左右する重要な要素のひとつです。
安くすればお客様は飛びつくかもしれません。しかし、お店の負担は大きくなってしまいます。
施術にかかる時間やコスト、サロンの立地や人件費を意識し、適正でわかりやすい価格設定を心がけましょう。
お客様の満足度が高いサービスを提供し続けるためには、お店としての適正価格をしっかり見極め、価格設定をしていくことが大切です。
ネイルサロンの集客での注意点
手軽に集客を行えるツールはいくつも存在します。
しかし、使い方次第では、逆にお客様離れにつながってしまう可能性も否定できません。
そうならないためにも、実際に集客方法を実践するにあたり、注意すべきポイントについてご紹介します。
価格を下げすぎない
集客率を上げたいからとネイルの施術料金を下げすぎるのはNG。
値下げによる集客効果はある程度見込むことができます。
価格を下げることで、価格に魅了されたお客様は一時的に増えるかもしれません。
しかし、その一方でネイリストの負担が増え、施術のクオリティに影響してしまえば既存のお客様満足度の低下を招いてしまう恐れがあります。
また、一度値下げした価格で施術してしまうと、次からの値上げに不満を抱き、リピートしてくれなくなってしまう可能性もあります。
クーポンや限定割引などは限度を決めて活用し、
お店のクオリティをしっかり維持するためにも価格は下げすぎないようにしましょう。
SNSやブログの投稿内容を統一する
複数のSNSに情報を投稿する際はSNSで内容を統一するのがベターです。
SNSによって投稿内容を変えてしまうとお客様が得る情報に差が出てしまい、
スタッフやお客様が混乱したり、クレームにつながってしまう可能性も否定できません。
また、投稿内容を統一することでSNSのサロンのページ自体がギャラリーのようになり、
サロンのコンセプトが見ている方に伝わりやすくなります。
集客にコストをかけすぎない
ネイルサロン経営において集客は非常に大きな要素です。
しかし集客を重視するあまり、そこにばかりコストをかけることはおすすめしません。
集客にコストをかけすぎて、サロンのクオリティに影響するようなところにコストカットが必要になってしまっては本末転倒。
集客が安定するまで継続する必要があることを考え、集客にかけるコストは無理のない範囲で設定しましょう。
サロンの実態やターゲット層をしっかり考え、見あった方法で集客を行うことが大切です。
まとめ
ここまで、すぐにでも実践できそうな集客方法のご説明や注意すべきポイントについてご紹介してきました。
競争の激しいネイルサロン業界においてお客様を集めるために必要なのは
「自分たちのサロンを知ってもらうこと」。
手当たり次第に集客方法を実践するのではなく、
自分たちのサロンにあった方法を見つけ積極的に集客活動を実践し、集客率アップにつなげましょう。