流行やオシャレに敏感な方が増え、年々市場規模が拡大している美容業界。
しかしその一方では競争が激化しており、集客が難しくなっています。
集客競争が激化するなかで、注目されているのがホットペッパービューティー。
今回の記事では集客にホットペッパービューティーを導入されている方、これから導入を検討されている方々が、ホットペッパービューティを活用できるような情報をご紹介していきます。
ホットペッパービューティーとは?
ホットペッパービューティーはリクルートが運営している美容系サロンのポータルサイトです。
日本全国の美容室、ネイルサロン、マツエク、エステ、リラクゼーションサロンなど、幅広い美容系のお店の情報が掲載されています。
掲載店舗数は約15万軒。
利用登録をしている会員数は約3,000万人を誇る日本最大級のポータルサイトです。
ホットペッパービューティーの特徴
ホットペッパービューティーの特徴として最初にご紹介するのが「ホットペッパービューティーアカデミー」。
これはサロン経営者向けのサロンマネジメントや人材育成セミナーです。
会員向けに無料で開催されており、お店の経営に役立つ情報、サロン経営に役立つ情報を得ることができます。
それ以外にもサロンの集客や接客などに関するアドバイス動画も公開しており、売上や集客率アップに向けたサポートをしてくれるのがホットペッパービューティーの特徴です。
利用者側にとっての特徴はキーワード検索に特化したシステムと予約機能。
手軽にサロン検索から予約まで行えるのが特徴です。
ホットペッパービューティーのメリット
費用が発生しながらもホットペッパー積極的に導入するサロンが多いのにはもちろん理由があります。
ホットペッパービューティーを導入するメリットは大きく分けてふたつ。
ひとつめは圧倒的な利用者数の多さです。
利用登録をしている会員数は約3,000万人。国民の約4人にひとりが利用している計算です。
当初は20代〜30代が利用者層の中心でしたが、いまでは年齢性別問わずたくさんの人が利用しています。
ふたつめはWEB集客機能。
ホットペッパービューティーにはサロンボードという予約&顧客管理機能があり、この機能こそホットペッパービューティー導入のメリットであり、とても利便性が高い機能です。
さらに、ホットペッパービューティーを導入することで検索上位に掲載される確率が上がるので集客を見込むことができるようになります。
ホットペッパービューティーの8つの基本機能
ホットペッパービューティーのメリットを理解していても
「ホットペッパービューティを導入したいが実際どんな機能があるの?」
「費用を払って導入してもうまく活用して集客に活かせるか不安。」
という方も多く、使いこなせていないサロンもあるかもしれません。
そんな方のためにホットペッパービューティーに備わっている8つの基本的な機能についてご説明します。
24時間ネット予約受付が可能
ホットペッパービューティーでサロンページにアクセスしたお客様はサロンボードにある予約機能を通じて、24時間いつでも予約をすることができます。
電話での予約が苦手なお客様にとってもありがたい機能です。
この機能によってお客様はお店の営業時間外でも簡単に予約ができるというだけでなく、サロンとしても営業時間内の予約の電話やSNSのメッセージに対応したりする負担を軽減することができます。
さらに、ホットペッパービューティーと連携し、サロンの自社HPにも予約用のリンクを掲載することができるので、予約窓口を広げることもできます。
予約の一元管理で重複の防止
先ほどご紹介したサロンボード機能。
この機能ではホットペッパービューティーを通じて入った予約を自動で反映してくれるのはもちろん、電話や直接来店されて獲得した予約を追加で入力することも可能です。
これを活用すればあらゆるチャネルから獲得した予約を一元管理でき、予約の重複防止に効果的です。
予約台帳をお店で用意する必要もなく、予約管理の効率アップをしたいサロンにはとても嬉しい機能です。
さらに、予約状況をひと目で把握することができるので、予約の空き時間を有効活用することができます。
顧客管理も簡単にできる
サロンボードでは予約時に入力されたお客様のデータを閲覧することができるようになっています。
これはお客様の氏名や年齢、連絡先といった基本的な情報だけでなく、過去の来店履歴や施術履歴も閲覧できるので、カルテとしての機能も備えています。
紙ベースで大量のカルテを保存しているとその保管方法や保管場所に気を遣わなくてはなりません。
しかし、ホットペッパービューティーを導入すればで顧客管理面でもサロンの負担軽減につながります。
DM機能でリピート促進
ホットペッパービューティーでは利用されている会員向けDM を送信できる機能があります。
これはリピーター獲得にとても効果的なツールです。
例えば
・来店後にお礼のメッセージを送る際に、リピートキャンペーンのご案内
・お誕生日が近い方へのバースデークーポン
・紹介キャンペーンなどご案内
といったご案内を新規来店されたお客様や、前回の来店から時間が経っているお客様に送付することでサロンの存在をリマインドしていただくきっかけになり、リピーター獲得促進効果を見込むことができます。
リピート率にお悩みのサロンでは積極的に活用することをおススメします。
レジ機能で売上管理
ここまでは主にサロンボードを使用した集客に有効な機能についてご紹介しましたが、ホットペッパービューティーのサロンボードにはレジ機能もあり、売上管理をサポートする機能も備えています。
レジ機能では日々の売上管理はもちろん、スタッフやメニューごとの売上管理も可能。
この機能を活用すれば、お店の経営課題を洗い出すのにも有効です。
集計機能もあるので日報や月報の作成、保存もできるのもメリットです。
売上管理に必要な資料を作成する手間を減らしつつ、しっかりとサロンの売上管理ができるので事務作業の負担を減らしたいサロンにはおすすめの機能です。
分析機能でWEB戦略を効率化
より良いサロンづくりにはサロンの状況をきちんと把握しすることが大切です。
サロンボードには来店されたお客様に関する分析やサロンの売り上げ状況の分析をできる機能もあります。
・客単価や客層
・来店サイクルやリピート率
・メニューやスタッフ別の売り上げ
・期間ごとの売上比較
など、お店の経営に関するあらゆるデータを分析・集計し、見やすいグラフで表示することが可能です。
さまざまな条件を指定し、集計・分析することができるので
うまく活用することで、サロンとしての課題の改善や集客対策などに役立ちます。
求人ページの作成が可能
さらにホットペッパービューティーには求人情報を掲載する機能もあります。
この機能を導入するには別途費用が発生してしまいますが、決まったフォーマットに入力するだけでいいのでとても簡単に求人情報の掲載ができるのがポイントです。
この求人情報はサロンのSNSや他の求人広告媒体にリンクを連携させることもできます。
求人には時間も費用もかかりますし、媒体ごとに違った求人広告を作成するだけでも大変なので経営側としてはとてもありがたい機能ですね。
PC、タブレット、スマホなど様々な端末から使用できる
なかにはパソコンを使用した作業が苦手な方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ホットペッパービューティーの管理はスマートフォンやタブレットでも作業できるというメリットがあります。
もちろん、スマートフォンの場合は使用できる機能が制限されてしまいますので、複雑な作業に関してはタブレットやパソコンを使用するのがおすすめです。
しかし、インターネットさえ繋がっていれば、サロンの外からでもサロンの情報にアクセスできるのはとてもありがたい機能ですね。
ホットペッパービューティーの料金プラン
ホットペッパービューティーを導入するにあたり気になるのがその費用とプランです。
費用については立地や業種によって異なるため公開されていないのですが、プランは「プラチナ」「バリュー」「シンプル」「ライト」、予約機能を備えていない「NR」、サロン情報のみ掲載の「EPRP」の6種類が存在しています。
「プラチナプラン」「バリュープラン」の場合、特集検索枠も多いので高い集客効果を見込めますが、掲載料金が高いので経営が安定している大型サロン向です。
「シンプルプラン」は掲載料金も高くなく、一定の集客効果をも見込めるので安定したサロン経営を目指すサロンにおすすめです。
「ライトプラン」は他のプランに比べ、集客効果は劣ってしまいますが費用を抑えたいサロンにとってはありがたいプランです。
導入する際はサロンのニーズに合わせて適切なプランで導入することが大切です。
ホットペッパービューティーを導入までの詳しい手順
最後にホットペッパービューティーの導入までの手順についてご紹介します。
ホットペッパービューティー導入を検討している場合、ホットペッパービューティーの代理店もしくは大元であるリクルートへ問い合わせます。
問い合わせ後、導入を決定したら下記のステップで導入することになります。
1.打ち合わせ:予算やプランなどを決定
2.申込み:契約書に記名押印
3.サロン情報の原稿作成:打ち合わせ内容やヒアリング情報をもとに作成
上記のようなステップを経たのち、インターネットでは毎月の第4木曜日、フリーペーパーではその翌日である毎月第4金曜日から掲載開始となります。
導入までは約1ヶ月程度かかるので、導入を検討している場合は早めに行動しましょう。
まとめ
いまや美容系サロンの経営には欠かすことのできないホットペッパービューティー。
今回の記事では基本的な機能や導入のメリット、活用ポイントについてご紹介しました。
導入に費用がかかってしまうのは事実ですが、その分メリットもたくさんあります。
サロンにあったピッタリの活用法を見つけ、集客率&売上アップを目指しましょう。